「V・明日夢プロジェクト壱岐市バレーボール教室」が17~18日、田河小学校体育館などで行われ、元日本代表の櫻井由香さん(49)と冨士田裕大さん(34)が子どもたちに指導した。
同プロジェクトは、バレーボールのVリーグ機構が中心となって行う社会貢献活動の一環で、元Vリーガーが全国各地でバレーボールの普及、広報活動を行っている。
今回は、保護者の一人、齋藤正太郎さん(36)が子どもたちの思い出づくりとバレーボールの普及拡大を願ってVリーグ機構に開催を問い合わせたところ、すぐに櫻井さんから電話があり、開催が実現したという。
初日の17日午前は田河小体育館であり、同校の男女各クラブのほか、他校児童の飛び入りもあり約50人が参加。準備体操からサーブ、オーバーパス、レシーブなどの実践的な技術を学んだ。
櫻井さんはレシーブの練習で「腕を滑り込ませると逆回転がかかりボールが上にあがる」とアドバイス。また、スパイクの練習では冨士田さん「間違ったフォームでいくら打ってもうまくならない。自分自身に問いかけながら打つことが大事。自分から叩きにいくイメージ」と指導していた。
最後に櫻井さんは「皆さんには可能性がすごくある。自分を信じて頑張ってほしい」、冨士田さんは「毎日の積み重ねが大事。頭を使いながら練習してほしい」とエールを送った。
田河男子バレーボールクラブの岡田旭生キャプテンは(5年)は「『自分を信じて』という言葉が印象的でこれからも続けたい。レシーブが苦手なので腕を振らずに脚を動かして拾うということを心掛けていきたい」と話した。