一支国博物館のいきはくサイエンス「カエル先生がやってきた!」が24日にあり、夏休み中の子どもたちと保護者約60人が参加。長崎女子短期大学教授で、“カエル先生”こと松尾公則さんが、カエルの生態などを紹介した。
松尾教授はスライドで写真を映しながら、卵からオタマジャクシ、カエルになる様子を説明。また、ニホンアマガエルやカスミサンショウウオなど壱岐に棲む両生類9種を紹介し、「両生類は水が必要で、水たまりの減少と共にカエルも減っている。カエルが食べる虫が増え、カエルを食べる動物が減ってしまう。壱岐でもカエルに生き続けてほしい」と話し、子どもたちは真剣に聞いていた。
松尾教授は長崎から持ってきた7種のカエルなどを子どもたちに見せたほか、ヒキガエルは手のひらに乗せてあげ、子どもたちは恐る恐る感触を確かめていた。
生き物が好きという盈科小2年の愛合(あいごう)一平さんは、「壱岐に9種類もいて多いなと思った。(ヒキガエルは)お腹が柔らかかった」と話した。