社説

長崎らしい土産づくりを。

長崎県ブランド農産加工品認証制度「長崎四季畑」の総合審査会がこのほど開かれ、新規53商品、更新18商品が認証。認証商品は109商品となった。壱岐市の商品はこれまで、壱岐ゆず生産組合の「ゆべし」1商品だけの認証だったが、今回は新たに同組合の「ゆずの香」「ゆずマーマレード」、アグリファーム壱岐の「島ジャム・玉ねぎジャム」「同・紫玉ねぎジャム」の4商品が加わった。

長崎四季畑は平成24年度からスタート。県内農産加工品のブランド化を目的に、県内生産・加工、主に県内産食材の使用、衛生管理基準などに加えて味覚、デザイン性、長崎県らしさ、商品性、事業性などを総合的に審査して認証してきた。これまでの認証率は5割に満たない厳しいものだったが、今年度は58商品の中から53商品が認証された。県農林部農産加工流通課は「全体的なレベルが急激に高まってきた」と説明しているが、県内企業をできるだけ応援したいという思いから、認証基準をやや引き下げたことも影響したようだ。味覚などは個人差が大きいだけに、あまり厳しい審査にはそぐわない審査会なのかもしれない。

観光客の職場への土産としては「ひと目で長崎と判るもの(知名度、ネーミング、パッケージなど)」「社内で配れる1箱8~16個(袋)入り」「軽くてかさばらない」「適度な価格設定(1個当たり100~200円程度)」「保存性に高く、臭いがしない」「社内で食べやすい形状」などの条件が考えられるが、この109商品を見渡す限り、「これぞ、長崎土産!!」と思える商品はまだ見当たらないように思える。それだけに壱岐の農産加工業者にもチャンスがある。長崎四季畑の中でトップ人気を誇る商品を開発すれば、北海道の六花亭製菓(マルセイバターサンド)、石屋製菓(白い恋人)、宮城県の菓匠三全(萩の月)のように急成長できる可能性もある。来年度の審査会には、多くの業者に挑戦してもらいたい。

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