社説

子どもたちの夢実現のために。

初山小学校が発行している「初小だより」に、「将来の夢(就きたい職業)」のアンケート結果が掲載されていた。

Q・将来就きたい仕事は何ですか。
A・保育士5、教師3、プロスポーツ選手3、医者2、看護師2、漁師2、料理人2、コンビニ店員1、お笑い芸人1、農業1、薬剤師1、栄養士1、公務員1、動物に携わる仕事1、ユーチューバー1、イラストレーター1

それぞれの理由として「父・母の影響」「子どもが好き」「病気を治したい」」「アレルギーの人の食べられる料理を作りたい」「役に立ちたい」「手伝いをする」なども記されていた。また「夢をかなえるために、いまからやらなければならないことは何ですか」の問いには、「学校や家庭での勉強」が10人もいたのを始め、「文武両道」「職業訓練」「字をきれいに書く」「小さい子を守る」「友だちをつくる」「挨拶をする」「話を聞く」「手伝いをする」など様々な子どもたちの思いが書かれていた。自分が小学生時代に考えていたことと比べると、壱岐の小学生たちがじつにしっかりとした考えを持っていることに驚かされると同時に、家族と同じ職業に就きたいと考えている児童が多いことに、親としてよりしっかりしなくてはと反省もした。

なりたい職業の中に「新聞記者」や「マスコミ」が1人もいないことは残念だが、偏った一方的な姿勢、批判ばかりの記事、十分な取材を行っていない安易な報道が横行して、ネットでは「マスゴミ」と叩かれている現状を考えると、さもありなんと納得する部分もある。マスコミの本来の姿は違うことを身を持って示していかなければならないと強く感じる。「離島のハンデ」という言葉をよく聞く。夢を実現するために、離島在住だと確かに不利なこともあるだろうが、その不利をなくしていくことこそが大人の仕事。みんなの夢を叶えられる壱岐にしたいものだ。

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