地域情報

和光会「入所型障がい者支援施設 希望の丘」が開所。

市内で初めての入所型障がい者支援施設となる社会福祉法人和光会「希望の丘」(左野利器理事長)の落成式と内覧会がこのほど、芦辺町箱崎大左右触の同施設で行われた。
施設は旧箱崎中学校の跡地を活用。施設入所支援、生活介護支援が必要な身体・知的・精神障がい者が安定した生活を営むために、2人部屋4室を含む38室、入所者が語らうリビングルームや多目的室、明るい配色の大食堂、機能回復訓練や音楽療法を行う作業訓練室などを完備した。定員は40人。
左野理事長は「これまで島内に入所型施設がなかったため、仕方なく島外の施設に入所している人が多くいて、本人も家族も負担が大きかった。住み慣れた土地で生涯生活できることで、それらの不安を解消することが最大のメリットとなる。地元に愛された小学校の廃校跡地を利用することで、より地元の人たちと一体となった運営ができ、隣接する特別養護老人ホームのハッピーヒルズとともに、箱崎を福祉の郷にしていきたい」と抱負を語った。
1日に開所し、すでに20人が入所しており、このうち5人は島外施設からの移転入所となった。スタッフは看護師2人、介護福祉士4人が常勤するなど23人が揃っており、今後32人まで増員する予定で、雇用拡大に果たす役割も大きい。
同施設では食事、入浴などの生活支援に加えて、能力やニーズに合わせた農耕園芸、奉仕活動などの作業活動や体力増進を図るバスハイク、レクリエーション、作品展、カラオケなどの活動も支援する。
左野理事長は「木造平屋建で温かみのある建物。旧箱崎中学校の名物だった藤棚も建物の目の前にあり、入所者の心を癒してくれるはず」と話した。

関連記事

  1. 「あまごころ壱場」3月18日オープン 島内初の観光客向け産直施設…
  2. 「国境の島 壱岐・対馬」が日本遺産認定 大陸との交流物語る壱岐の…
  3. 壱岐産米でおもてなし こぎ出せミーティング
  4. 吉本芸人4人が観光大使。福岡で壱岐を情報発信。
  5. ゆずボ~ロ 24、25日に四季菜館で試食販売
  6. 4月26日の週から開始予定。市内のワクチン一般接種。
  7. 副市長に笹原さん選任 地方創生に陣頭指揮
  8. 真邊慰霊碑を参拝 芦辺小全校児童

おすすめ記事

  1. 山内さん、松本さんが当選 5人立候補の市議補選
  2. 篠原さんが激戦制し初当選 出口さんに1074票差 壱岐市長選挙 投票率72・64%
  3. 離島留学生ら7人 入市式で歓迎受ける

歴史・自然

PAGE TOP