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ギネス世界記録達成 555人が壱岐牛リレー

ギネス(555人が挑戦)壱岐島からギネス世界記録が達成された。8日に壱岐家畜市場などで開催されたJAフェスタ会場で、「リレー形式で食べさせ合った最多人数」のギネス世界記録に、壱岐牛焼肉を使っての挑戦が行われ、約30分をかけて555人のリレーに成功した。
JA壱岐市企画課の発案で、「世界記録で壱岐の島おこし実行委員会」(委員長・川﨑裕司JA壱岐市組合長)がイベントを実施した。「市民の絆を深め、壱岐島の恵みが生んだ壱岐牛を世界に発信する」ことを目的に、各方面に協力を呼びかけ、壱岐商業高校250人、壱岐高校200人の生徒たちも協力した。
会場に50㍍×30㍍のエリアを設置し、出場者以外は立ち入りできず、挑戦中は列から離れることもできないギネスの厳しい規定に則って実施。約10㌘の壱岐牛焼肉を隣の人にリレー形式で食べさせ合った。失敗がないかなどのチェックは、ギネスワールドレコーズジャパンから公式認定員の石川佳織さんが派遣され、全員が落とさずに食べるのを確認した。
従来の記録は、10月11日に岐阜市の長良川河畔で実施された「アユの塩焼き」を食べさせ合うリレーで記録した459人だったが、460人目に並んだJA壱岐市肥育部会長の野元勝博さん(53)がリレーを完成して記録更新。さらにリレーは続き、最後尾555人目に並んだ芦辺町のアスパラ栽培・坂本拓史さん(55)が無事に食べ終わり、新記録を達成した。
ギネス(555人達成し万歳する坂本さん) 思わず万歳をした坂本さんは「最後尾は申し込み順でたまたま。リレーが近づいてくるにしたがって震えるような緊張だった。壱岐牛での世界一達成は気持ち良いです」と喜んだ。
石川さんから認定書を受け取った川﨑委員長は「記録は世界に発信されるので、壱岐牛のPRになると思う。高校生たちが協力してくれて記録が達成できたが、みんな世界一に直面して楽しんでもらえたのが良かった」とクス玉を割って満面の笑顔を見せた。
これまで100以上の記録達成を見届けている石川さんは「これだけ若い挑戦者が揃ったのはあまり例がない。明るくて良い雰囲気だった。ギネス世界記録が地方の特産物のPRになってくれるのは嬉しい」と早速フェイスブックで記録達成を世界へ配信した。

 

ギネス(認定証を渡された川﨑組合長)

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