今年度中に百歳に到達する市内在住の17人に対して、県、国からの表彰が19日から順次、各戸を回って行われている。
19日は壱岐振興局・松尾明彦局長が勝本町の市特別養護老人ホームを訪問し、17人中唯一の男性である山川光之さんに知事祝状と長寿祝金(5万円)、内閣総理大臣祝状と記念品(銀杯)を贈呈した。
安倍晋三総理大臣からの祝状を手渡された山川さんに気持ちを聞くと、満面の笑顔で何度もうなずいた。
長男の山川泰博さん(65)は「父は自動車の免許を持っていなかったので、家のある諸吉から芦辺浦へ90歳まで自転車で買い物に出掛けていたほど足腰が丈夫です。家業はアオノリの養殖をしているのですが、91歳まで一緒に漁に出ていました。今年3月から特養ホームでお世話になっていますが、それまで病院にかかったことがほとんどなかったほどです。100歳まで元気でいたいといつも話していたので、この表彰を本当に喜んでいます」と気持ちを代弁した。
◆百歳到達者(2人は希望により氏名非公表) ▽郷ノ浦町=浦幸子、小山シズ、深見壽●子、福原フジノ、豊島ハツ、鵜飼八代子、平尾シズ▽勝本町=松永マス子、中田キミ、末永スナ、西川ヨシノ、山川光之▽芦辺町=吉谷登志子、佐野アヤ子、春内ユイ(敬称略)