バスケットボール女子日本リーグ(Wリーグ)に所属する「トヨタアンテロープス」の選手らが22日、石田スポーツセンターでバスケットボールクリニックを開き、市内小中学生と高校生約90人が参加した。
同チームはトヨタ自動車が運営。2022~23年の日本女子リーグで準優勝を飾る強豪で、クリニックは長崎トヨペットが主催して壱岐で初めて企画された。
午前中に行われた小学生対象のクリニックには61人が参加。現役選手7人とコーチ3人が2グループに分かれて、ストレッチの仕方やドリブル、パスの練習を、ゲームを交えながら楽しく教えた。
質問タイムでは、子どもたちが次々と質問を投げかけ、「レイアップシュートのコツは」という問いには、ポイントガードの横山智那美選手(20)が「絶対入れてやるという強い気持ちを持つこと。(ゴールの)ボードを使って、前じゃなくて上に打つことが大事」とアドバイス。また「どうしたら遠くからシュートが入るようになるのか」という質問には、シューティングガードの三浦舞華選手(22)が「脚から手まで一連の流れで力を伝えることが大事」と話し実演して見せた。
最後には写真撮影サイン会も行われ、子どもたちはサインをもらおうと列を作った。
柳田ミニバスケットボールクラブキャプテンの平田羚さん(柳田6年)は「(ドリブルのゲームでは)ほかの人と協力してできた。きょうの練習をこれからのバスケットに活かしたい」と話した。