社説

壱岐商連合チームの夢の行方は

秋季県大会でベスト8入りした対馬・上対馬・壱岐商連合チームが、センバツ甲子園21世紀枠の県推薦校に選出されたことは、今年最大級のビッグなニュースだった。夢の「甲子園」に一歩近づいたことになる。
全国の推薦校は、そのまま地区推薦となる北海道を除く46都府県で16日までに決定した。地区推薦校は12月8日に発表され、同連合が甲子園出場を果たすには、まずは九州地区代表に選出される必要がある。沖縄を含む九州8県の推薦校のうち、5校は秋季大会4強で、大会成績だけで選ぶと同連合は厳しい状況だ。
福岡・春日は出場131校の中でベスト4となり、準決勝は第1シード飯塚と3‐2の接戦だった。鹿児島・鶴丸は県内の公立校の中でトップの進学校で、旧一中の伝統校。センバツは中等大会だった第2回大会(1925年)に出場しているが、今回選出されれば99年ぶりとなる話題性もある。
だが選考基準の一つである「少数部員、施設面のハンディ」という点を重視すれば、同連合が最もふさわしい。連合チームは全国で100チーム以上が秋季大会に出場したが、ベスト8以上は同チームだけ。他の大半の連合チームと違い、違う離島同士、しかもフェリーで片道2時間以上、陸路などを考えると移動だけで3時間以上もかかる。船のダイヤや天候にも大きく左右され、滅多に合同練習ができない厳しい条件を克服した価値は極めて大きい。
準決勝でのコールド負けが選考委員の印象を悪くする恐れもあるが、大会4試合で失策はわずか4という堅守は、守備連係プレーの練習時間がほとんどなかったはずなのに、見事な内容だ。九州地区で代表に推薦される可能性は決して低くないと思われる。
連合チームは2021年センバツで、富山北部・水橋が北信越地区推薦校となったが、甲子園出場は叶わなかった。同連合チームの甲子園出場がもし実現すれば、全国の連合チーム、離島球児に大きな夢を与えることは間違いない。

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