県は3日、本年度の学校保健、学校安全、学校給食の推進学校等表彰(県教委表彰)の受賞校を発表。渡良小学校(三根圭子校長、79人)が3部門全てで優秀賞を受賞した。同校は2月13日付けで公益財団法人日本学校保健会から本年度全国健康づくり推進学校優良校の表彰も受けている。
同校は学校保健(安全)委員会を通して、睡眠時間の確保の視点から児童の心身の健康づくりに取り組んでいる。歯科医、医師、薬剤師の学校3師の積極的な関わりのもと、保護者からの提案で睡眠時間の確保、朝食摂取100%、メディア時間の制限の努力目標を意識した日課表を作成。生活習慣の改善に取り組んでいる。
また、老人会や婦人会などと見守りや挨拶運動のネットワークを確立し、災害時の児童の引き渡し訓練を実践。食を通してやる気・元気・根気を育てる指導にも注力し、廊下の掲示板にクイズ形式で給食の知識を表示するなど児童の関心を惹きつける工夫をしている。
三根校長は「学校、家庭、地域のトライアングルの行き着くところは、子どもたちの輝く笑顔のために、である。チーム渡良がさらに強固になると信じて意欲的に取り組んでいきたい」と話した。
そのほかの受賞校は次の通り。
▼学校保健の部▽優秀校 石田小▽優良校 那賀小▼学校安全の部▽優良校 田河小、那賀小