九州郵船は17日、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い乗客数が大きく減少していることから、4月20日から5月31日までジェットフォイルを1隻体制のドックダイヤで運航するなど、運航ダイヤの変更を決めた。
同社の3月の乗船者数は前年同月対比で、フェリー博多便がマイナス49・8%、ジェットフォイル博多便がマイナス40・9%。4月分は15日の段階で、フェリー博多便がマイナス76・4%、ジェットフォイル博多便がマイナス72・0%と大きく落ち込んでいる。
同社は「ゴールデンウィークの予約も低迷しており、需要の急激な減少にあたり、緊急の危機対応が必要になった。状況により、今後も配船変更があり得る」と航路運営がひっ迫する中、さらに減便も視野に入れている。
=ダイヤ変更=(詳細は九州郵船ホームページに掲載)
▽フェリー 博多発午後1時45分・芦辺着午後3時55分、芦辺発午後4時15分・博多着午後6時25分の1往復の期間増便は、1日から休止を続けていたが、さらに5月31日まで休止を延長する
5月2~4日に予定していたゴールデンウィーク臨時配船は通常配船に変更して運航。博多~壱岐間の0・5往復を減便する。
▽ジェットフォイル 4月20日~5月1日、7~31日の運航を、通常の2隻体制から原則1隻体制にする。
5月2~6日のゴールデンウィークの臨時配船を大幅に変更し、博多~壱岐間の1往復を減便する。