日本に住む海外アーティストを離島に招き、住民らとの交流、その作品を通して離島の魅力を情報発信してもらう県の新規事業「アーティスト・イン・アイランド」の一環で、2月15日から17日まで、フランス人の漫画家ヴァンサン・ルフランソワさん(50)とトニー・マナンさん(27)が壱岐を訪れた。
2人は一支国博物館、左京鼻、猿岩、壱岐の華酒造などを見学、ビーチコーミング(貝殻・色砂拾い)やシーキャンドルづくり体験などを行い、壱岐の観光、文化に触れた。
16日には壱岐高校を訪れ美術部の生徒12人に、フランスの漫画バンド・デシネについて講義を行い、生徒らは2人の指導で壱岐の好きな景色をバンド・デシネのタッチで作画するなど、文化交流を行った。
ルフランソワさんは「フランスではバンド・デシネ作家がアーティストと認められている。絵から読者が想像を膨らませたり、行間を読ませるのがその特徴。将来は日本人向けのバンド・デシネを描きたいので、今回の体験や高校生との交流は、作品作りに大変に役立った」と話した。