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20176/16

社説・観光資源活用にひと工夫を

壱岐の観光は「素材を最高なのに十分に活かし切れていない」という言葉が当てはまるのではないだろうか。
例えば、壱岐の最大の魅力である美しい海。筒城浜、錦浜、大浜、辰の島などの海水浴場は沖縄にも匹敵するほどの美しさで、しかも芋洗い状態の都会近くの海水浴場と違いゆったりと堪能できる。福岡からの海水浴に絶好の場所だ。
だが島内での移動手段が何とも乏しい。7月21日から8月16日は郷ノ浦港と石田町の3海水浴場を結ぶ臨時バスが運行される予定だが、1日3往復で期間は短い。芦辺港や壱岐空港は通常の路線バスとなる。壱岐チャリを増台させているが、港からはかなりの距離があり、海水浴に活用するのは現実的ではない。
宿泊客なら民宿による送迎があるが、日帰り客は自家用車の航送、レンタカー利用が必要なケースが多いだろう。家族連れならともかく、若者のグループには金銭的に厳しい。なるべくお金を落としてくれる宿泊客、家族連れの来島がベターなのは判るが、若者の情報発信力は大きいし、将来にもつながる。
海水浴場の評価を左右する大きな要因が「海の家」だ。適正な料金、親身なサービス、清潔さ、独自のメニューなどがその評価のポイントとなる。近くにコンビニなどがない壱岐の場合は、よりその存在が重要になるのだが、果たして海水浴客が満足できる内容だろうか。
夕暮れ以降は夕焼けの美しいビーチと満天の星空を眺め、波音をBGMにカウンターでカクテルやスイーツなどを楽しめる少しおしゃれな施設があれば、日帰り客が宿泊するようになるかもしれない。
筒城浜にはせっかくキャンプ場があるのだから、民宿の副業として手頃な価格でテント、バーベキュー具材などキャンプ用具の貸し出しや食材販売、テニス用具の貸し出しなどを行うことも可能ではないだろうか。
せっかくの壱岐の素晴らしい「素材」を、もっと活用できるようなひと工夫が求められている。

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