市中学生女子秋季ソフトボール大会が23日、大谷公園ソフトボール専用球場で行われ、郷ノ浦が10‐0と勝本を圧倒して優勝した。
郷ノ浦は1回表、3番石橋が中前安打で出塁すると、盗塁、ワイルドピッチ、挟殺プレーのエラーで先取点を挙げた。2、3回もエラー絡みで得点を重ね、4回は犠牲フライの間に2走者が生還するなど、ソツのない攻めを見せた。5回は勝本の2番手・末永が制球に苦しむと、待球策を含め2安打で5点を挙げて、一気に決着をつけた。
投げては左腕エース・田川が勝本打線に安打を許さず、2四球だけで5回を無安打無得点。県新人戦3位の実力を見せ付けた。田川は「初回の2番打者に3ボールとなったところで、ナインが集まって“打たせて大丈夫だよ”と声を掛けてくれて、緊張がほぐれました。三振を狙わず、打たせて取るピッチングに徹したことが、ノーヒットノーランにつながったと思います」とナインの協力に感謝した。
キャプテンの石橋は「元気があって個性豊かなチームです。新人戦3位で自信もつきました。冬場は体力作りに励み、さらにパワーアップしていきたい」と新チームの手応えを話した。中田久仁子監督も「小柄な子が多いですが、試合経験を積んでたくましさが出てきました。田川さんの投球は安定してきたので、今後が楽しみです」と来春の県大会制覇を目指している。
▽決勝
郷ノ浦 11125-10
勝 本 00000-0