壱岐高校(鶴田勝也校長、480人)東アジア歴史・中国語コースの松田脩生さん(3年)が、昨年12月13日に京都外語大学で開催された第18回全国高校生中国語スピーチコンテスト中級部門(同大主催)で、出場14人中第1位相当の京都外語大学総長賞に輝いた。同コンテストで壱岐高生の優勝は平成21年川村明人さん(当時3年)以来、5年ぶりだった。
また同日に九州産業大学(福岡市)で開催された第13回九州・山口地区高校生中国語発表会(高等学校中国語教育研究会九州支部主催)でも朗読部門(出場11人)1位に鈴木岳斗さん(1年)、暗誦部門(同7人)1位に三宅史也さん(2年)、同3位に久保曜さん(3年)、同5位に下田天羽さん(3年)、スピーチ部門(同3人)1位に松本泰晟さん(2年)が入賞し、3部門すべてを制覇した。同発表会では20年から7年連続で1位獲得となった。
松田さんは「全国大会は1年の時から夢の舞台だった。先生たちから“出るからには1位を狙え”と言われていて、1か月半前ら懸命に練習した成果が出ました」と喜んだ。松田さんは昨年5月の五星奨・中国語コンテストスピーチ部門に続く優勝となった。
今春は上海外国語大学へ進学する。長崎市の出身で「壱岐に来て本当に良かった。本土にいたらこのようなマンツーマンの授業を受けることはできなかったし、中国語も習っていなかっただろう」と新たな道を後押ししてくれた離島留学制度に感謝した。
▽鈴木さん 初めてのコンテスト出場だったのでレベルが判らず、先生や先輩のアドバイスを受け、できる限りの練習をしたのが良かった。
▽三宅さん 身振り手振りを交えて、感情を込めて暗誦した。これまで1位がなかったので嬉しかった。
▽久保さん 2回目の出場だったが、前回は直前に部活でけがをしてしまい、満足に練習ができなかった。今回は思う存分できた。
▽下田さん 3年だが今回が初出場だった。コンテスト、他校のレベルはどうなのか判らなかったが、自分にできる精一杯の練習をして臨んだ。
▽松本さん スピーチ部門の出場は初めてだったが、会場に来ている人に聞かせることを意識した。実際にあった上海のお土産屋さんとの価格値引き交渉のやりとりを一人芝居で表現した。審査員が笑ってくれて嬉しかった。