第1回壱岐市フォトコンテスト(市主催)の表彰式が21日、市役所郷ノ浦庁舎で行われた。
作品は「壱岐の輝き」をテーマに、8月1日から9月30日までの募集で190点(島内106点、島外84点)の応募があり、最優秀賞には郷ノ浦町の理容業、牧山武さん(66)の「港風景」、が選出され、賞状と副賞(市商品券3万円)が贈られた。
牧山さんの作品は、優秀賞の2点、奨励賞の5点とともに壱岐市のPRポスター、観光パンフレットに使用され、壱岐の魅力を全国にPRする。
「港風景」は勝本漁港の夜景を撮影した作品で、港に浮かぶイカ釣り漁船の漁火と、水銀灯に照らされた樹木が幻想的に描かれている。牧山さんは「コンテストを意識したわけではなく、趣味で撮り歩いていた時の1枚。灯りを美しく表現するため、シャッター時間を3、5、10秒と変えながら何枚も撮りました」と苦労を語った。
写真に興味を持ったのは高校時代からで、デジタルカメラが普及した10年程前から本格的に取り組み、今年の市美術展でも県知事賞を受賞した腕前。「この写真を見て、1人でも多くの観光客が壱岐に足を運んでくれれば嬉しい」とPRポスターに期待を込めた。
審査委員長を務めた中原康壽副市長は「夏休み中は天候が悪かったため、島外応募者は撮影条件が厳しかった。それでも島外、特に福岡県からの応募が多かったのは、市のPRのためには喜ばしいこと」と話した。
第2回コンテストは「壱岐の灯」をテーマに、12月1日から来年2月27日まで募集を行う。問い合わせ先は壱岐市福岡事務所(電話:092‐409‐5216)
▽最優秀賞 「港風景」(牧山武)
▽優秀賞 「時」(大沢邦生)、「壱岐の海最高!」(鳥巣修)
▽奨励賞 「輝く夕日と猿岩」(しめ野芳)、「光のファンタジー」(牧山武)、「半城湾に写る山桜」(牧山武)、「神の道」(西原慎吾)、「波きらら」(伊佐藤由紀子)