友だち追加

© 【公式】壱岐新聞社 All rights reserved.

20149/26

早口読みは「公開」ではない

syasetsu 前回に続いて「開かれた議会」について提言したい。
議会に限らず、会議の「公開」とは、そのすべてを一般市民に対して明らかにすることである。市議会のような中継がない限り、会議の傍聴を市民が行うことが難しいため、マスコミが市民を代表して取材し、その内容を伝えることになる。
ところが壱岐市では、会議によって資料がマスコミに配布されないことがある。先日開催された航路対策協議会もそうだった。九州郵船が提出した航路別収支に関する資料は委員だけに配布され、しかも会議後に回収された。その資料に基づいた説明は公開されていても、資料がなければ内容について正確な報道ができない。これでは「公開」とは言えない。
外部には出すことができない資料に基づいた会議もあることは理解しているが、それなら表面的に「公開」を繕うべきではない。「会社の経営に関するので非公開とする」と説明し、マスコミを外に出して、公開の議題からは外して密室で行えば良いことだ。
議会のハイライトは一般質問だろう。議員と市長ら市執行部との丁々発止のやり取りは、壱岐市をどのような方向へ導いていくのか、大きな興味を抱いてテレビ中継を観ている市民も多いだろう。だがこの丁々発止は「再質問」に関してのみで、当初の質問は市執行部に事前通告されているため、議員は通告書を、執行部は事前に用意した答弁書を読んでいる。
人間は文章を読む時に、どうしても自己満足になる。間違いないように読んで、自分が理解できれば良いと思ってしまいがちで、早口になる。聴いている市民の顔が浮かんでいないのだ。市民に伝わらなければ「質問」「答弁」ではない。
答弁を事前に配布することは議会の本質から外れるために不可能だが、それならば答弁書を見ていない市民がすべてを理解できるように、フリップやパワーボイントを使用するなどした上で、ゆっくり書き砕くようにと読むことが求められる。誰もが理解できてこその「開かれた議会」だ。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

202110/25

今季初のインフルエンザ感染者 コロナとの同時流行を懸念 県内の第1号 昨季は市内ゼロ

新型コロナ禍にインフルエンザの脅威も加わってきた。壱岐保健所は11日、第40週(4~10日)の感染症速報を発表。この期間に県内で今シーズン初…

202110/25

名所巡るトレッキング 箱崎まち協がコース作成

箱崎まちづくり協議会(浦川隆会長)は、観光客の増加や健康増進を目的に、同地区を巡るトレッキングコースを作成。来年4月のオープンを前に17日、…

202110/25

「夢はその時々で変わっていく」 Vファーレン・小柳さんが授業

Vファーレン長崎は11日、ホームタウン活動の一環で田河小学校で特別授業「V‐DREAM」を開き、普及インストラクターで元Vファーレン選手の前…

202110/18

壱岐高が優秀賞受賞 全国高校生歴史ファーラム

歴史論文の全国大会である第15回全国高校生歴史フォーラム(奈良大学、奈良県主催)の研究レポートの審査結果が8日に発表され、壱岐高校東アジア歴…

ページ上部へ戻る