友だち追加

© 【公式】壱岐新聞社 All rights reserved.

20145/16

UIターン者の立場で施策を

syasetsu 壱岐市の振興にとってもっとも重要な政策課題は「定住促進」だろう。昭和30年5万1765人とピークを迎えた人口は、平成22年の国勢調査では2万9377人。白川博一市長は3月市議会の施政方針で「人口減少対策会議を立ち上げる」と述べ、市はUIターン推進を図るため「空き家・空き地情報の提供」「住居・仕事探し、暮らし体験活動のための滞在費一部助成」を行っている。
空き家バンクは現在4軒が登録されているが、そのうち3軒は改修が必要。それ以前に、壱岐での新生活を送るのに「住みたい」と思える家とは到底思えない。滞在費助成は1泊につき上限2千円だが、計画書、計算書、報告書、住民票、税金未滞納証明などの書類が必要で、かなり面倒な手続きとなる。UIターン者を大歓迎しているようには見えない。
UIターン者には様々な壁がある。壱岐で新生活を始めるため住宅を購入しようとしても、転職して壱岐に来る場合、勤続年数が「0年」となり、住宅ローンを組むことは難しい。
十八、親和の地元銀行を除いて、多くの銀行の住宅ローンはその対象が「離島を除く」となっていることはあまり知られていない。明確な理由は掲示されていないが、担保物件調査のための手間がかかることなどが、その理由だと考えられる。
市民の場合は、JAバンク、マリンバンク、商工会ローンなどで住宅ローンを組みことが比較的容易なようだが、UIターン者が利用するのは難しい。
市が住宅の斡旋をすることは、民間の不動産業者を圧迫することになりかねないので、現在の空き家バンクを拡充することは難しいのかもしれない。だが市がUIターン者に対して住宅購入資金、リフォーム資金を貸し出すことは、それほど難しいことではないはずだ。
土地・家を購入しようというUIターン希望者は、そのまま永住する可能性が高い。彼らが何を求めているのか、何に困っているのかを理解しなければ、真の定住促進は図れない。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

202111/29

初山「オレンジバス」運行開始 初の地域コミュニティバス 買い物・診療等 交通難民解消

地域の交通難民解消を目的とした初山地区コミュニティバス「オレンジバス」の運行出発式が18日、旧初山中グラウンドで開かれた。市内初、県内では対…

202111/29

山口幹雄賞に植村德治さん 第65回市美術展覧会表彰式

第65回壱岐市美術展覧会(市美術協会主催、19~21日・壱岐の島ホール)の表彰式が21日に開かれた。出品数は絵画19人29点、彫塑・工芸14…

202111/29

郷ノ浦中が完封優勝 軟式野球県新人戦

県中学校軟式野球競技新人戦大会が13~14日、西海市の大島若人の森運動公園などであり、郷ノ浦がトーナメント戦4試合を全て完封で勝利し優勝した…

202111/22

父引継ぎ灯台監視に協力 山本さんに海保長官感謝状

1日の灯台記念日にちなみ、唐津海上保安部は12日、石田町、久喜港中防波堤の灯台を長きにわたり監視したとして、同町の漁業、山本省三さん(70)…

ページ上部へ戻る