市文化スポーツ振興課文化財班の松見裕二課長補佐は、2019年3月に原の辻遺跡の発掘調査で見つかっていた馬形の青銅製品について、類似したものが韓国で出土していたことを明らかにした。同製品は頭が折れた状態で見つかり、発掘当初、国内に類例がなく、用途など謎に包まれていた。
5日に開催された一支國研究会主催の市民向けバスツアーで、参加者に説明した。
馬形青銅製品は原の辻遺跡丘陵部北側で計画された道路拡張工事に伴う調査で見つかった。大きさは長さ約3・7㌢、高さ約3・25㌢、重さは34・6㌘。
韓国で出土していた類似品は、剣の把手に付ける飾り(把頭飾)で、松見課長補佐は「飾りに付いていたものがぽろっと取れて、頭もなかったので捨てられていたものを持ってきて、製造の材料として使えるので交易品とするために日本に運んできたと考えられる」と推測。製品としてではなく、銅の材料として持ち込まれた可能性を指摘した。「馬の顔の部分は結束しているが、海を越えて一支国に運ばれてきたとても珍しい逸品」と評価している。






























