原の辻ガイダンスの企画展「発掘!壱岐島速報展」が同施設展示室内で開かれている。観覧無料で10月10日まで。
市教委が原の辻遺跡の昨年度調査で発見した土器など約30点を展示している。
調査区は、同遺跡丘陵部の南東側に位置し、丘陵部を囲むように巡る内環濠、外環濠、大外環濠の3本の濠が見つかっている。
展示の目玉は、外環濠(弥生時代後期初頭~後期終末)から5個以上見つかった「楽浪系瓦質土器」。中国や朝鮮半島から持ち込まれたものと考えられている。
そのうち、完全な形で見つかったものの直径は約13㌢で、国内最小級という。これまでも同遺跡やカラカミ遺跡(勝本町)から発見されていたが、いずれも直径18~20㌢と比較的大きかった。
市文化スポーツ振興課文化財班の松見裕二課長補佐は「弥生土器は野焼きで作るのに対して、窯を作って、火を入れた中の温度で固めていく還元焼成で、当時まだ日本に入っていない技術なので日本では絶対に作ることはできなかったもの」と評価。「基本的に祭祀に使われたものと思われるが、これだけ(複数)持っているので渡来人がやった祭祀の可能性もある」とした。
この土器は、11月頃に開かれる原の辻遺跡調査指導委員会で示し、有識者の評価を受ける予定という。
































