社説

壱岐を駅伝合宿の聖地に

駅伝チームの本市での合宿が相次いでいる。今年に入ってからだけでもYKK、大東文化大、駿河台大、富士山の銘水、安川電機と大学、社会人の著名チームが合宿を行い、来島した選手・関係者は100人近くで、延べ宿泊数は750泊ほどになっている。オフシーズンのこの時期に、この規模の宿泊者数は本市にとって非常に貴重なものだ。
各チームに壱岐合宿を行う理由を尋ねると、▽ロードコース、タータンコース、芝生コースが揃っている。砂浜や坂道も活用できる▽ロードの練習中、信号機がないため一旦停止する必要がない。通行車両が少なく、たまに通る車両も陸上練習のことを理解して注意しながら走ってくれる▽博多からジェットフォイルで1時間と交通の便が良い▽宿泊施設から近距離にトレーニング場所がある▽魚介類を中心に新鮮な食べ物が多い▽宿泊施設が練習のことをよく理解し協力してくれる、などを挙げている。
このような良い評判は陸上チーム間ですぐに伝わっていくようで、「壱岐合宿を行ったチームから聞いて、合宿を決めた」というチームも複数あった。さらに評判が広く伝わるようになれば、壱岐が「駅伝合宿の聖地」としてさらに合宿チームが増加していく可能性がある。各チームは、時間があれば学生や子どもたちへの指導、共同練習も熱心に行ってくれるので、本市の陸上競技の発展にもつながるはずだ。
一方で、壱岐合宿を行ったがその後は継続していないチームもある。その理由としては「タータンの陸上トラックコースがない」「トレーニングジムの機器が不足」「宿泊施設に個室、個別シャワーがない」「船が欠航になる心配があり予定が立てにくい」などが挙げられている。天候はどうにもならないし、陸上競技場や宿泊施設もすぐには改善できないが、合宿チームが使用できるトレーニングマシーンの設置なら可能ではないか。さらに合宿を増やすために、選手たちの要望をもっと聞いて、改善策を講じて欲しい。

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