石田町山崎触で18日、大雨に伴う土砂災害発生を想定した避難訓練があり、市や壱岐署、消防本部、住民ら約百人が参加した。
筒城まちづくり協議会、山崎公民館自主防災組織などが主催。同地区は44世帯約130人が暮らしているが、24世帯が土砂災害警戒区域(イエローゾーン)に入っている。独居の高齢者世帯は9世帯で、そのうち4世帯がイエローゾーンに入っている。
訓練は、大雨で土砂災害発生の危険性が高くなったことで高齢者等避難が発令された想定であり、住民約60人が消防団や警察の誘導を受けながら自主避難所の山崎漁民センターに避難した。
訓練ではそのほか、倒木により車に閉じ込められた人の救助訓練や土のう袋を作って積み上げる水防訓練、市の給水車による飲料水の確保訓練なども行われた。
閉会式で山崎公民館の江口豊次館長(68)は「地域を守るのは地元消防団が大事で、これからもよろしくお願いします」などと挨拶。
市消防団石田地区第2分団の脇田亘分団長(47)は「訓練をして足りないところが見えてきた。ディスカッションしながら対応力の向上に向けて邁進していきたい」と話した。