社説

ご当地ヒーローを壱岐にも。

syasetsu くまもん人気で“ゆるキャラ”ブーム真っ盛りの中、各地でご当地ヒーローが誕生している。
九州では民放テレビでも放映されている、鹿児島のご当地ヒーロー“薩摩剣士 隼人”が有名だが、我が故郷、北九州市にも“キタキュウマン”が現れた。「なぜ小倉駅には博多名物ばかりが並んでいるのか」を疑問に思っていた一市民が、「地域活性化のため、北九州の魅力をもっと広めたい」との想いで考案。昨年11月、黒に赤基調のスーツをほぼ1か月かけて完成させた。
「体が硬くアクションは苦手なので、できれば悪とは戦いたくない」というキタキュウマンは、北九州名物としての「キタキュウマンクッキー」発売が夢といい、芸名である“滝夕輝”も、声に出して繰り返すと「キタキュウ」になるなど、愛嬌たっぷりだ。
これまで、北九州市のキャラクターカーニバルや門司港トロッコVSチャレンジャーなどに出演。福岡の民放テレビ「めんたいワイド」でも紹介されている。
ちょっと珍しいご当地ヒーローもいる。草ヶ江小学校(福岡市中央区)のPTAが作った“グラスサイダー”だ。名前の「グラス」は「草」の英訳で、「サイダー」は仮面ライダーの「ライダー」をもじったもの。肩から胸にデザインされたプロテクターは、同小の校章をかたどっている。
普段から同小のPTA行事に参加していた仮面ライダー世代の父親らが、「子どもたちと一緒に夢を見たい」との想いでヒーロー製作を思い立った。費用は2万円。常に校区に話題を提供し、人々が集まる学校にしたいという。
グラスサイダーは主に「校区パトロール」を夕刻に行っており、通行人との記念撮影に応じるなど、通行人がたちまち集まる人気者となっている。
12日、壱岐最大の春の市「八日市」が開催され、昨年から好評の「壱岐たまごかけごはん選手権」やダンス、那珂川仁美ライブなど、大勢の島民で賑わった。そこに壱岐のご当地ヒーローがいると「もっと小さな子どもたちが楽しめるのに」と思ってしまう。
ご当地ヒーローが参加する壱岐島のイベントに、子どもたちがたくさん集まってくる。そういう地域活性化もある。

関連記事

  1. 社説・エイドステーションに充電設備を
  2. ネット選挙が盛り上がらない壱岐島
  3. 誰もが楽しめる海水浴場に
  4. 社説・大谷グラウンドの全天候化を
  5. 離島観光客にもっと情報提供を
  6. 時には反則すれすれの大胆さも
  7. 社説・防災無線のシステム構築を
  8. 社説・「人は乾杯の数だけ幸せになれる」

おすすめ記事

  1. 私服で登校、身だしなみ自ら判断 壱岐商でオフィスカジュアルデー
  2. 壱岐が長崎離島初の九州大会進出 センバツ甲子園出場に大きく前進 県秋季高校野球準優勝
  3. 秋の夜空に大玉開く 壱岐島ふるさと花火

歴史・自然

PAGE TOP