地域情報

大浜で書パフォーマンス 書道家・山口芳水さん

書道家として幅広い活躍をしている佐賀県在住の山口芳水さん(35)が、5月29、30日の2日間、石田町の大浜海水浴場で「書パフォーマンス」を披露した。
小学生時代からの同級生だった武富厚導さん(35)が今年3月から郷ノ浦町の長栄寺で務め始めたため、4月に武富さんを訪ねて初来島。壱岐の海岸の美しさにすっかり魅了され、「“青い”という文字のイメージが頭から離れず、この1か月間ずっと“青い”という文字ばかり書いていた。どうしても壱岐の美しい海岸でこの文字を書いてみたくなった」と4日前にこのイベント開催を決めた。
29日は12枚の「青い」を書き、海岸に建てたパネルに貼り出すパフォーマンスを行い、ドローンでの撮影も行った。この映像は中国や東京、大阪などで予定している展示会で披露される。
30日は小雨が降る中、大浜海岸に長さ9㍍、幅1㍍36㌢の大型書道紙2枚を広げ、海水で溶いた黒と青の墨汁で、やはり「青い」の文字を1枚には計300語句ほどを、もう1枚には1語句だけを書く「書パフォーマンス」で、作品「『青い』~Langage“blue”」を完成させた。
◆山口芳水 佐賀市生まれ。父・流芳さんが書道家だったことから、幼少期から父親に師事。大東文化大日本文学科(書道部)卒業。佐賀県書道展大賞など数多くの受賞歴がある。現在は書道教室を主宰しながら、佐賀県書道教育連盟師範、佐賀県書道展審査員などを歴任。NHKで美文字講座の講師を務め、歌手・河口恭吾さんと「歌と書のコラボレーション」開催、吉野ヶ里遺跡ポスター題字、各種テレビ番組題字、名護屋城博物館「日韓友好願い」で書道パフォーマンス「絆」「情」を披露するなど、斬新で幅広い活躍をしている。

 

関連記事

  1. 壱岐初クラフトジン発売。壱岐の蔵酒造「KAGURA」。
  2. 壱岐署に門松寄贈。盈科小交通少年団
  3. イカ釣り船が火災 海豚鼻沖合
  4. 安全安心な海を 海保などが海難救助の連携確認
  5. 武原由里子さんが講演 父母と教職員の会
  6. 壱岐の自然を守ろう 生物多様性フォーラム
  7. 光モノが大好きな大型新人 ケーブルテレビ・田代梓奈さん
  8. 郷ノ浦港に立体駐車場計画、白川市長が明言。市議会一般質問

おすすめ記事

  1. マラソン参加者の延泊対策を
  2. 原の辻古代米刈り入れ祭 子どもたちが石包丁体験
  3. 智辯和歌山野球部名誉監督 髙嶋仁さんが芦辺小で野球教室

歴史・自然

PAGE TOP