ながさき伐木チャンピオンシップ(同実行委主催)がこのほど、諫早市の諫早ゆうゆうランド干拓の里で開かれ、壱岐市森林組合の西永裕一さん(33)と小川功補さん(38)が出場。団体戦で、3年ぶり2度目の優勝を果たした。
同大会は林業技術と安全作業の意識向上を図るとともに、現場技術者同士の交流や林業のイメージアップを目的に2021年から毎年開催されている。
大会には県内の森林組合や事業所から12人が出場。競技は、5㍍先の目印近くに倒せるよう5分以内に伐倒する「伐倒競技」と、傾いた丸太を上下から垂直に正確に切り出す「丸太合わせ輪切り競技」があり、個人戦はその2種目の合計点、団体は2人の合計点で競った。
西永さんは伐倒競技で2位の561点に大差をつける638点を獲得。丸太合わせ輪切りの得点と合わせた得点は757点となり、2位に39点差をつけ個人戦も優勝した。
小川さんは、20度の斜面から10㍍先の目標に向けて伐倒する「狙撃王選手権」で4位に入った。
2人は大会を前に、振興局などの協力を得て練習会を開いてルールを確認。さらに2人で練習を重ねてきた。組合に入って3年目の西永さんは「ほっとしたのと嬉しい気持ちが両方あります。周りの先輩や関係者の方々に感謝したい。危険な仕事でもあるので、技術力の向上に加えて、安全意識を再確認したい」と話した。
※写真はいずれも壱岐市森林組合提供。