社会福祉法人壱心会・こころ医療福祉専門学校壱岐校(後藤久志校長)の第6回卒業証書授与式が7日、芦辺町、クオリティライフセンターつばさで開かれ、介護福祉科の第6期生13人(日本人3人、留学生10人)が卒業した。
後藤校長が式辞で「現代の介護の現場は最新技術を活用した効率的な介護の提供が推進されているが、利用者が望むのは心が通じ合う思いやりと心遣いに満ちた介護。介護観や倫理観を一生懸命に習ったと思うので、自信を持って現場に送り出すことができる。頑張ってください」と激励。弓道の言葉「正射必中」を贈り、「結果を出したいときは、目の前のことを大切にすれば達成できる」と述べた。
卒業生を代表してミャンマー出身のトゥエ・トゥエ・サンさん(24)が「何もわからなかった私たちに厳しく優しく指導いただいた先生方、実習先やアルバイト先の皆様、本当にお世話になりました。おかげ様で専門知識や人との接し方など、介護職として生きていく力を身に付けることができた。ここで学んだ知識と体験を次のステップで最大限に生かして自信を持って進んでいきます」と答辞を述べた。
卒業生のうち、日本人3人を含む8人が市内に就職する。
式では特別表彰もあり、成績優秀者の小澤里奈さんに優秀学生賞が贈られた。