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原田酒造が初仕込み。県内唯一のクラフトビール醸造所。

県内唯一のクラフトビール醸造所、原田酒造(原田知征代表取締役)の「アイランドブリュワワリー」は3月24日から仕込みを始めた。今後、週1回のペースで仕込み、4月下旬に同社初のビールが誕生する予定。

同社は明治21年創業。日本酒と焼酎を製造してきたが、昭和59年に同社を含む6蔵で壱岐焼酎協業組合(現壱岐の蔵酒造)となり、単独での製造をやめていた。

原田さん(45)は同酒造5代目として、地元活性化を目指してクラフトビールの製造を決意し、蔵をビール醸造所に改装。3月16日付けで発泡酒製造免許を取得し、製造に向けて準備してきた。

製造には当面、北海道にクラフトビール醸造所を開業予定の株式会社Knot(富良野市)のヘッドブリュワー、小林祐也さんらがサポートする。

初日は、原田さんがタンクに麦芽を入れて麦汁を作り、発酵タンクへ移した。麦芽には隠し味として壱岐焼酎に使う白麹も加えた。麦汁は1週間から10日ほど発酵させ、その後熟成させるという。9月まで飲食店向けの樽で販売するが、それ以降は瓶詰めも行う。

現在の計画では7種のビールを造る予定で、蔵内に設けたカウンターで飲むこともできる。

原田さんは「うれしいの一言。麦芽を入れる時は緊張しました。壱岐の人に喜んでもらえるビール造りをして、街を明るく照らす存在になれれば」と話した。

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