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20156/14

社説 会議の非公開は逆効果

壱岐市観光連盟の総会は、マスコミに対して非公開で行われた。出席者に対して免許証での本人確認を通知するなど厳重なチェックが行われ、まるで大問題を起こした企業の株主総会のような様相で、滑稽にすら感じた。
民間企業なら公開、非公開は自由だが、それでも非公開にすると「何か隠している」と思われて企業イメージを損ねるため、総会を公開している企業は多い。ましてや市観光連盟は、市から年間6千万円もの業務委託、2千万円の補助金を受け、市職員2人が派遣、市嘱託職員の地域おこし協力隊3人が勤務。専務は市企画振興部長。実質的には市の外郭団体であり、公金が主収入である団体の総会が非公開では、市民は納得できない。
いくら入口でシャットアウトしても、狭い島の中から50人もの出席者がいれば、その内容は必ず漏れる。又聞きの不確かな情報が広がるよりも、正確な情報が複数のマスコミを通して流れた方が、どれだけ健全かは言うまでもない。外部からの無責任な誹謗中傷に嫌気がさす気持ちは判らないではないが、公金を扱うからにはたとえ雑音に対してでも丁寧な説明責任が求められるはずだ。
先日行われた第5回人口減少対策会議も、マスコミに非公開だった。「まだ決まっていないことが議題に上がっていたので、その部分を書かれると困る」との理由での非公開だった。決まっていないことを決めるのが会議であり、これでは市民はすべて決まってから、その結果しか知ることができなくなってしまう。
市は「議会に諮る前に表に出てしまうと困る」と非公開理由を説明することがあるが、これも理解できない。議員が会議内容をマスコミと同時に知りたければ傍聴すればいい。それが議員活動だ。
議会でも本会議ではなく、マスコミをシャットアウトした全員協議会で重要な事例について話し合われることがある。それでは本会議の意義が乏しくなるだけだ。
委員の一般公募までしている会議や市議会まで非公開にしていたら、住民の不信感は募るばかりだ。

 

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