香港の新婚夫婦が美しい景色の中で記念写真撮影を行う「ウェディング・フォト・ツアー」の招致イベントが2日、壱岐市で行われ、筒城浜海水浴場、一支国博物館などで香港人モデルによる撮影が行われた。
香港では婚前・婚後に海外での新婚旅行を兼ねて記念写真を撮影するツアーが流行している。2013年の香港からの訪日客数は74万5800人で対前年比54・8%と大きな伸びを見せており、新婚カップルを九州に呼び込むための「ビジット・ジャパン事業」に九州運輸局、福岡市、佐世保市とともに壱岐市も参画。香港のウェディング関連業者、旅行会社、メディアら計13人を招致した。
1日に佐世保市のハウステンボスで撮影した後、壱岐市を訪れた一行は、筒城浜海水浴場で撮影を開始。実際に夫婦である男女モデルが、ウェディングドレスとタキシードを身にまとい、壱岐の美しい海を背景に白砂の浜辺で戯れる姿を、プロカメラマンが撮影した。写真は香港で約7万部の発行がある結婚情報誌上で紹介される。
市観光商工課の三木賢司さんは「壱岐には記念撮影に適した素晴らしい景色が多くある。具体的なインバウンドの事例として定着してくれれば」と話した。