© 【公式】壱岐新聞社 All rights reserved.

20184/13

本質を見極める目が必要。

現代は「情報過多の時代」と言われている。情報不足よりはまだ良いのかもしれないが、総務省の平成28年度調査によると携帯電話の世帯普及率は95・8%で、このうち72・0%がスマートフォン。パソコンの普及率はスマホに押されてやや下がっているものの、それでも76・8%を維持している。

SNSのフェイスブックは2800万人、ツイッターは4500万人、インスタグラムは2000万人の国内ユーザーがいる。SNSは誰もが情報受信者であると同時に情報発信者ともなり、ネット上にはありとあらゆる情報が溢れ返っている。マスメディアとインフルエンサー(世間への影響力が大きい行動を行う人物)の差もなくなりつつあり、偏向報道のメディアも目立つ。

もっとも判りやすい例が、いま毎日のようにスポーツ新聞の1面を賑わせているMLBエンゼルスの大谷翔平選手に関しての「情報」だろう。オープン戦で投打ともに結果が出ていなかった際には、日米のマスコミ、インフルエンサー、ファンの情報発信の大半が「このままでは通用しない」というものだった。だがシーズンが開幕して投打に活躍すると「天才だ」「ベーブ・ルースを超えた」などまったく逆の情報ばかりになってきた。

「節操がない」「手のひら返し」と言われるが、現象だけを捉えた情報発信とは、そんなものだ。だがマスメディアがそれでは情けない。ましてや日本のマスメディアは5年間もプロ野球の大谷選手を取材してきたのだから、表面的な現象に左右されずに「本質」を伝えられたはずだし、数少ないがそのような報道もあった。そこにメディアの能力が試されている。本紙も「物事の本質」を伝える紙面を心掛けている。

これは政治や経済に関しての情報でも同様である。多くの人、機関が様々な情報を発信している中で、受信者はそれらの中から「本質は何なのか」を冷静に見極める目を養っていかないと、情報に惑わされてしまうばかりだ。




  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

201810/19

自動運転特区に名乗りを。

日本の株式市場で時価総額トップのトヨタ自動車と、2位のソフトバンクが自動運転やライドシェアなど次世代の移動サービス事業で手を握った。4日、豊…

201810/19

割石前団長が急きょ辞任~新消防団長に岩永章さん。若者に魅力ある消防団を目指す。

市は12日、市消防団長に岩永章元副団長(65=農業、郷ノ浦町在住)を任命し、白川博一市長が委嘱状を手渡した。11日に割石賢明団長(66)が退…

201810/12

女子郷ノ浦が4連覇。男子勝本は全員区間賞。市中体連駅伝大会

市中学校体育連盟駅伝競走大会(男子55回、女子38回)が4日、筒城浜ふれあい広場ジョギングコース(1周1000㍍)の周回コース(男子6区間2…

201810/12

もしもの航路問題に備えて。

決して対岸の火事とは言えない出来事だった。上五島町の五島産業汽船が2日、全4航路で突然の運行停止となった問題だ。同社の負債総額は関連会社も含…

201810/12

イルカパーク入園者100万人~10月7日、オープン23年目で達成。再整備 も着手へ。

勝本町の壱岐イルカパークは7日、入園者100万人達成記念セレモニーを開いた。同園は平成7年4月1日にオープン。原則として年中無休で営業を続け…

ページ上部へ戻る