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ボート下條雄太郎選手が寄付 出身の壱岐高と勝本中野球部に

勝本町出身のボートレーサー下條雄太郎さん(36)とその後援会(品川護郎会長)はこのほど、壱岐高校と勝本中学校野球部に寄付を行った。壱岐の青少年のスポーツ・文化振興のため2015年から毎年、下條さんが卒業した壱岐高校ともう1団体を対象に行っており、今年で8回目。下條さん自身も勝本中野球部OBであり、今年は県中総体優勝などの活躍があったことから、同部を対象とした。

今年はレース日程の都合で本人が来島できなかったため、父親の下條秀樹さん(64)が両校を訪れ、壱岐高・濱野正義校長、勝本中・奥田千穂校長に寄付金を手渡した。下條さんは「壱岐の子どもたちはスポーツも文化活動も、離島のハンデを感じさせない素晴らしい活躍をしている。雄太郎も後輩たちの活躍を励みにして頑張っているし、壱岐の人たちに支えられて戦っている。少しでも恩返しができれば嬉しい」と話した。

濱野校長は「今年は下條雄太郎さん以来18年ぶりに、本校からボートレーサー養成所に30倍近い難関を突破して合格者が出てくれた。下條さんの活躍が大きな刺激になったのだ思う。これからも大きな試練が待っていると思うが、下條さんに続くような活躍をしてもらいたい。ご指導頂ければ嬉しい。ご寄付はスポーツ・文化活動で功績のあった生徒に卒業式で記念品贈呈を行う」、勝本中野球部の竹尾勝彦監督は「使っていたバットが古くなり、県中総体では事前のチェックではじかれてしまい、試合では3本しか使えなかった。ご寄付でバットを購入させてもらえたら、選手たちも喜んでくれると思う。本当にありがたい」と感謝の言葉を述べた。

下條選手は7月18~21日に唐津で開かれた一般戦、BTS三日月開設26周年記念に出走。予選を①②①①の1位で突破し、準優勝戦は1号艇から余裕の逃げ切り勝ちで優勝戦に進出。優勝戦も1号艇から0秒12にスタートで後続を寄せ付けず逃げ切り勝ちを決め、昨年3月、地元大村の西日本スポーツ杯以来1年4か月ぶりの優勝を飾った。

唐津での優勝はデビュー以来初めてで、通算優勝回数は20回となった。

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