一支国博物館の市民絵画・写真展の表彰式が11日にあり、絵画部門最優秀の植村德治さん(66)、写真部門最優秀賞の本田広昭さん(77)ら受賞者8人に賞状、副賞が贈られた。同展には絵画部門に10点、写真部門に15点が出展され、9月18日から10月6日まで観覧者881人が投票し、その投票数で各賞を決定した。
植村さんは男岳神社の石猿像を油絵で描いた「石猿への思い」で、同展には初出展で最優秀賞を獲得した。「回覧板でこの作品展を知り、壱岐の歴史文化というテーマは多くの人に興味を持ってもらえる良い取り組みだと感じた。島内をいろいろと見て回った中で、箱崎小学校勤務時代に子どもたちと一緒に来ていた男岳神社の石猿像の顔の一つ一つが、いろいろな思いで彫られていることに気づき、これを題材にしようと決めた。これからも壱岐の歴史風景を題材に作品づくりを続けていきたい」と話した。
本田さんは24年に続いて2度目の最優秀賞受賞。東京から移住して7年目。八幡小学校前のトレーラーハウスで生活をしており、毎朝、清石浜を散歩するのが日課となっていて、今回もその散歩の途中で出会った朝陽と雲と水平線のバリエーションに感動して撮影した「玄界灘水平線劇場の名演技」を出展した。
本田さんは「清石浜を1年間に300日散歩して、とんでもない風景に偶然出会うことがある。今回は締め切り3日前に出会うことができた。2回目の最優秀賞受賞だが、3年間で900回の散歩のご褒美だと思っている」と話した。
=入賞作品(敬称)=
【絵画部門】▽最優秀賞 「石猿への思い」植村德治(石田)▽優秀賞 「磯天(いそてん)」土肥正史(芦辺)、「月に祈る」浦川明子(郷ノ浦)、「壱岐神楽」松尾由貴子(勝本)
【写真部門】▽最優秀賞 「玄界灘水平線劇場の名演技」本田広昭(芦辺)▽優秀賞 「ウニ漁の頃」牧山武(郷ノ浦)、「佐賀里の階段」長田康平(郷ノ浦)、「雲凪(くもなぎ)」川谷世奈(勝本)































