
壱岐ひまわり基金法律事務所(郷ノ浦町)所長の宇佐美竜介弁護士(63)が1月末に任期満了を迎え、後任に壱岐では初の女性所長となる小島くみ弁護士(62)が着任。9日に郷ノ浦町のホテルで記者会見を開き、抱負を述べた。
同法律事務所は2010年1月に長崎県弁護士会が弁護士過疎地対策として開設。小島弁護士は8代目所長となる。任期は原則2年。
宇佐美弁護士は任期の3年間を振り返り「60歳からの壱岐での勤務ということでオールドルーキーだったので、当初は何とか体力を切らさぬようにやっていこうと思っていた。着任前は離島はお年寄りが多く、あまり元気がないイメージだったのだが、相談・依頼は確かに70歳以上が多かったが、皆さん非常にしゃきしゃきしていて、90歳代の人も非常にしっかりして、問題意識を持って相談に来られていた。それに応じている中で元気をたくさんもらった」と話した。
宇佐美弁護士は1週間に3件ほど、3年間で約450件の相談を受け、そのうちの2~3割を受任。印象的な出来事としては「領収書を取らずにお金を渡してしまいトラブルが発生し、証拠関係が弱く裁判をやって勝てるのかどうか受任に二の足を踏みそうになったことがあったが、覚悟を決めて手紙を書いたら比較的あっさりと解決したことがあった。相談に対してはやれるだけやってみることが重要だと感じることが多かった」と振り返った。
小島弁護士は九州大学農学部卒業。50歳から弁護士を目指し、鹿児島大学法科大学院を修了し、22年に弁護士登録した異色の経歴を持つ。鹿児島県指宿市生まれで過疎地域で生活していたため、以前から過疎地域の弁護士業務に興味を持っていた。弁護士になった後、福岡のあさかぜ基金法律事務所で養成を受け、壱岐に来ることになった。
小島弁護士は「あさかぜでは宇佐美弁護士も養成を受けていたので、後輩にあたる。壱岐のような離島では何か悩みを抱えた時に、福岡や長崎に行かなくてはならないと考えて諦めてしまうこともあると思う。法的なトラブルをどこに相談すれば良いのか分からない、そのような状況にならないようにお手伝いするのが重要な役割の一つ。トラブルが起きてから対処するだけでなく、問題が小さいうちに摘み取っていく予防措置も大切だ」と話した。
また、初めての壱岐での暮らしに関しては「昨年12月から引き継ぎを行ってきたが、壱岐は海も緑も星もきれいで、特に辰ノ島の景色は一番印象に残っている。私は食いしん坊なので、食べ物が美味しいのが最高です」と話した。




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