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1世紀の歴史を刻む。東京壱岐雪州会記念総会に480人が出席。

東京壱岐雪州会(万谷正会長)の100周年記念総会が10月29日、東京都新宿区のハイアットリージェンシー東京で開かれ、来賓の中村法道長崎県知事、山内賢明東京長崎県人会会長、本市から白川博一市長など80人を含む480人が出席し、盛大に創立1世紀を祝った。総会で万谷会長は「本会はきょう100周年を迎えたが、明日からは次の100年に向けて進んでいかねばならない。少子高齢化の壁にもぶつかっていかねばならない。皆様方のなお一層のご協力をお願いしたい」と第2世紀へ向けての決意を表明した。

来賓挨拶で中村知事は「県政の最大の課題は人口減少問題。若者の県外流出を抑えるために質の高い雇用の場を拡大、都市部からの移住の促進、子育て環境の充実などに全力を注いでいる」と報告。白川市長は「有人国境離島法の施行で、壱岐には多くの働く場ができつつあるが、人材が不足している。都市部からのUIターン者が増えるように協力をお願いしたい」と要望した。また万谷会長から、直近の歴代会長4人(牧山康敏、山内賢明、森谷正規、立石公博各氏)、東部重工業、壱岐玄海酒造綱引クラブに感謝状を贈呈。本市の4中学校に各校30本、計120本ののぼり旗目録が贈られた。のぼり旗はすでに本市に届いており、10月の市中体連駅伝大会会場で選手たちの応援に一役を買った。

祝賀会は鏡開きに続き、山本啓介県議が「次の100年に向けての一歩を刻もう」と音頭を取り壱岐焼酎で乾杯。アトラクションでは相撲甚句、市山惠一さんのオペラ、対馬一誠さんの歌謡、壱岐ロータリークラブの歌、雪州会ダンサーズのダンスなどで盛り上がり、最後は来場者全員による「ふるさと」歌唱と万歳三唱でメモリアルな一日を祝った。

同会は1917年(大正6年)に壱岐出身者の関東地区の親睦団体として創立。これまで12人が会長に就任し、初代は石田郡長など務めた後に上京して金融業で成功した三富道臣氏、2代目は電力王・松永安左エ門氏(終身会長)、3代目は代議士として普選運動に携わった眞鍋儀十氏らが歴任している。

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