友だち追加

© 【公式】壱岐新聞社 All rights reserved.

20165/31

社説・国境離島新法は市民提案が不可欠

来年度から施行される国境離島新法を本市がどのように活用するべきなのか、市民に意見を求めるチラシが各戸に配布された。配布を実施したのは同法制定を求めた期成会だが、その意見はすぐにまとめられて、市などに提出される。
「パブリックコメント」「政策提案」などと言葉にすると難しく感じ、一般市民が声を上げるのはためらいがちになり、「何を提案しても採用されるわけがない」と思う人もいるだろうが、そんなことはない。国境離島新法は新しい法律であり、どのような施策が国に採用されるのか、市や県ですら見当がつかない状況なのだ。市民生活に直結した情報、提案こそが生かされるかもしれない。
私も、Iターン経験者としていくつかの提案をしたい。人口減少対策としてUIターン者を増やす施策は、どの自治体も行っている。その中で壱岐市を選んでもらうためには、市としての本気度が問われる。「来たければどうぞ」という姿勢では誰も来てくれない。空き家の問題についてはこれまで何度も書いているが、それだけではない。例えば引っ越し費用を、転入する場合はすべて市が負担するという大胆な施策があってもいいはずだ。
私の場合は北海道からの転入だったが、家財道具すべてを送ろうと思ったら百万円規模の費用になるため、仕方がなく最低限の荷物だけを持ってきた。それでも数十万円の費用になったし、家の敷金・仲介料や購入した家電製品を加えると、やはり百万円を超える負担になった。
UIターンのために雇用の場が必要なのは確かだろうが、その創出は並大抵のことではできない。CCRCを見据えた場合、必ずしも正社員の仕事がなくても移住希望者はいる。年金とパート収入だけで老後を「実りの島・壱岐」で過ごしたいと思ってくれる人は必ずいるはずで、できるところからすぐに手をつけることが肝心だ。
「こんな案は白川市長には絶対考え付かない」という提案を、ぜひ市民から行ってもらいたい。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

20229/19

都道府県対抗中学バレー 県選抜に 郷ノ浦3年、松山凌大さん

第36回全国都道府県対抗中学バレーボール大会(12月25~28日、大阪市)に出場する県選抜選手に、郷ノ浦3年、松山凌大さんが選出された。本市…

20229/19

市内最大「山川家のエノキ」 台風の強風で折れる

台風11号の強風で、郷ノ浦町平人触の市指定天然記念物「山川家のエノキ」が折れているのが見つかった。 所有者の男性が、6日朝に家周辺を見回っ…

20229/19

海を眺めて朝ごはん 市民ら壱岐の食材に舌鼓

勝本浦まちづくり協議会主催の「朝市であさごはん」が11日、黒瀬駐車場で開かれ、市民らが勝本湾を眺めながら朝食を楽しんだ。 朝市商店街の活性…

20229/12

庭園で偶然発見の「からわけ」 博物館講座で河合副館長が解説

一支国博物館の壱岐学講座が4日にあり、同館の河合恭典副館長が国津神社(郷ノ浦町渡良浦)で見つかった「かわらけ」(土師器)について話した。 …

ページ上部へ戻る