地域情報

壱岐焼酎ベースに。重家酒造ジン製造へ。

壱岐焼酎を製造する重家酒造株式会社(横山雄三代表取締役)が新たにクラフトジンを製造するために準備していることが同社への取材でわかった。

製造は来春開始予定で、7月上旬までに販売を始める計画。製造本数や価格は未定。ジンは、ベースの蒸留酒(スピリッツ)にボタニカル(香草類の総称)を加えて造るのが最大の特徴。ウォッカ、ラム、テキーラと並んでカクテルのベースとなる「4大スピリッツ」として知られている。

同社では貯蔵する壱岐焼酎をベースに、市内で季節ごとに採れる産物をボタニカルとして加えて製造するという。まずは海外市場でも受け入れられるよう、主にスタンダードなジンを造った上で、ボタニカルの特色を出した個性ある商品も製造していきたい考え。現在は研究機関と共同で、ボタニカルやベースの焼酎の配合などを研究中という。

製造には、壱岐焼酎の製造で使っている蒸留器を使用。ボタニカルを一晩漬けこんだ壱岐焼酎を再度蒸留する浸漬法で製造する。

コロナ禍で手指消毒用アルコールを製造した経験もジンを作るきっかけの一つになったという。横山代表取締役(53)は「海外で焼酎は現地の日本人が飲む程度からなかなか脱出できていない。今回のジンは壱岐焼酎をベースに造ることで、最終的には壱岐焼酎を広める切り口の一つ」と話した。

関連記事

  1. 椎の木からサクラ。鳥が実を運び成長。
  2. 「条例違反は判断できず」政論審調査結果をまとめる。入札除外問題
  3. 台風の農業被害。2憶5千万円超。
  4. 「運賃値下げは本当に助かる」国境離島新法がスタート。郷ノ浦港、空…
  5. 8~10月は燃油サーチャージ無料へ 博多フェリー往復(2等)は3…
  6. 25年度も10万人突破 一支国博物館入館者 須藤館長インタビュー…
  7. 「そうなんだ」「わかる」女性に好感持たれる金言
  8. 猿岩と一体でPR。福山雅治さん動画。

おすすめ記事

  1. どれだけ勉強しているかが判断材料
  2. 協力隊員に名子さん、林さん ―海の資源回復担当―
  3. 司馬遼太郎の足跡たどる 一支国博物館がバスツアー

歴史・自然

PAGE TOP