© 【公式】壱岐新聞社 All rights reserved.

20201/17

1802人が出走。ハーフ男子、川谷勇貴さん連覇。壱岐の島新春マラソン

第34回壱岐の島新春マラソン大会(同実行委員会主催)が12日、芦辺・ふれあい広場を発着とする特設コースで開かれ、7部門33種目に延べ1802人が出走した。最高気温9・3℃、最低気温5・9℃は昨年より3~4℃低く、最大風速は7・3㍍、瞬間最大は15・3㍍に達して海沿いコースでは特に強く、多くのランナーが風との戦いに苦戦。大会新記録は新種目の1・5㌔小学4年男女以外は出なかったものの、各種目の注目選手たちはいずれも実力を発揮して貫録を見せ、新年に今年の更なる飛躍を誓った。

ハーフ一般男子、川谷さん貫禄示す。

大会のメーンとなるハーフ男子は、3年連続でニューイヤー駅伝に出場した実績を誇る川谷勇貴さん(28=佐賀・ひらまつ病院、壱岐商高出)が2年連続3度目の優勝を果たした。川谷さんは1日のニューイヤー駅伝で3区(13・6㌔)に出走。左アキレス腱を痛めていたため本来の走りを見せることができず41分52秒の区間37位で、2区の28位から総合37位に順位を落としてしまった。その激走からわずか11日後とあって体調は回復していなかったが、「1年の最初に、故郷・壱岐の大会でどうしても走りたかった」とけがを押して出場。前半から1㌔3分20秒のペースをきっちりと刻み続けた。

「ずっと1人で走ることになり、特に最後の直線は強烈な向かい風で苦しくなったが、沿道から『川谷さん、頑張って』という声援をかけてもらい、踏ん張ることができた。地元の大会ならではのモチベーションにつながった」と昨年の1時間11分51秒を1分6秒上回る1時間10分45秒で、2位に3分近い大差をつけて貫録の連覇を達成した。「今年は所属するひらまつ病院のキャプテンに選ばれた。今回は出場37チーム中最下位という悔しい結果に終わったので、来年こそは目標の30位を目指して、チームをまとめていきます」と力強く宣言した。

壱岐の長距離界のレジェンド・川下和明さん(40=JF郷ノ浦)は1時間19分08秒で、40歳代では優勝したものの、全体では6番目のタイムで、2年ぶり7度目の総合優勝はならなかった。「言い訳になってしまうが、走り込みが足りておらず、足が動かなかった。昨年よりも5分以上遅いタイムというのは情けない。川谷さんはやはりさすがの走りだった。今年から40歳代のカテゴリーに入ったので、200番台(40歳代のゼッケン)にだけは絶対に負けたくないと思って走っていた」と意地を見せた。

今年は東京オリンピック聖火ランナーとして市内を走ることが決まっており「聖火ランナーとしても、走ることの楽しさを多くの若い人に伝えていきたい」と話した。

ハーフ一般女子、小田さんが3連覇。

ハーフ女子は山口県下関市から出場した市民ランナーの小田育美さん(28=会社員)が1時間21分59秒で、2位に約9分の大差をつけて大会3連覇を果たした。「風の強い厳しいコンディションだったが、一昨年(1時間22分04秒)、昨年(1時間23分26秒)よりも速いコースベストをマークして優勝できたことはとても嬉しい。この大会に出場することが、年初の恒例行事になってきた。今年も良いスタートを切ることができて、モチベーションが高まります」と満面の笑みを見せた。

ハーフマラソンに出場したのは2年前のこの大会が最初だったが、それから年々実力を高めて、昨年のおかやまマラソン(35㌔)は2時間32分01秒、フルマラソンも熊本城マラソンは3時間01分41秒で4位、名古屋ウィメンズで3時間09分19秒、防府読売マラソンは3時間04分41秒で21位と主要大会でも好成績を残し、目標のサブテン(フルマラソン3時間以内走破)も視野に入ってきた。市民ランナーが壱岐の島新春マラソンをきっかけにトップアスリートへと、階段を着実に上がっている。



  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

20202/21

VファーレンU‐15入部。壱岐SSC・山田大翔さん。

壱岐少年サッカークラブ(SSC)に所属する山田大翔(ひろと)さん(瀬戸小6年)が、4月からVファーレン長崎U‐15アカデミーに入部することが…

20202/21

元ホークス戦士が実践指導。壱岐若鷹会が少年野球教室。

福岡ソフトバンクホークスの応援を通して島内の野球振興などに取り組んでいる壱岐若鷹会(西村善明会長)は11日、芦辺・ふれあい広場で、ソフトバン…

20202/21

雨海、野村が区間賞。県下一周駅伝大会。

第69回郡市対抗県下一周駅伝大会が2月14~16日、長崎市茂里町の長崎新聞社前発着の42区間407・3㌔に11チームが出場して行われ、壱岐は…

20202/14

2百羽のツル大群が飛来。春告げる北帰行が本格化。

鹿児島県出水平野で越冬していたマナヅル、ナベヅルの繁殖地である中国東北部方面へ向かう北帰行が2月に入り本格化し、本市の深江田原や石田町山崎触…

20202/14

低炭素・水素社会の実現へ。東大先端科学研と連携協定。

市と東京大学先端科学技術研究センター(東京都目黒区、神崎亮平所長)は7日、市役所郷ノ浦庁舎で「壱岐市の持続可能な地域づくりに関する連携協定」…

ページ上部へ戻る