© 【公式】壱岐新聞社 All rights reserved.

20189/21

どうなる壱岐空港滑走路。

壱岐市にとって近未来的な最大の問題は空路存続だ。ORCの後継機Q400型を支障なく運用するためには1500㍍滑走路が必要で、国、県に滑走路延長などを求めるために市空港整備促進期成会を設立した。だが昨年の中村法道知事への要望時に「費用対効果を考えると実現は難しい」とあっさりと却下されたように、膨大な建設費、自然環境保全、搭乗率などを考えると、すぐに滑走路延長工事が実現する可能性は極めて低い。

県が期待しているのは、国が青写真を描いている「地域航空の経営統合」の実現だ。地方空港路線を多く有するANAウイングス、北海道エアシステム、天草エアライン、日本エアコミューター、そしてORCの5社の経営統合プランを、国が設置した研究会が今年3月に答申した。その際に「機材の統一化、共通化」を抜本的な対策として示しており、その機体は天草エアライン、日本エアコミューターが導入している「ATR42」(42~52席)を検討している。ATR42の最新改良機種である「600S」(2020年運用開始予定)は800㍍滑走路でも離着陸が可能で、1200㍍滑走路の現壱岐空港でも就航が可能となる。

これですべてうまく行きそうに思えるが、話はそう単純ではない。ORCはANA系列で、壱岐便はANAと共同運航をしている。一方、ART社はJALと提携しており、この系列の壁を乗り越えるのはかなり難しい。ORCの操縦士や整備士はATR機体の操縦、整備をするためには数年間の技術取得が必要になる。またORCはQ200の後継をQ400と決めており、すでに導入に着手している。ORCが就航している壱岐以外の空港はいずれもQ400が就航可能な1500㍍以上の滑走路があり、壱岐空港のためだけにATR導入は同社にとってメリットが薄い。

壱岐の空路存続のために最善の道は何なのか、期成会には早急で具体的な、専門的な提案が求められている。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

20206/1

市中体連は開催が決定。6月6日に球技・剣道。

市中学体育連盟(会長・川上康勝本中学校校長)はこのほど、市中体連球技・剣道大会を6月6日に、陸上・相撲大会を同27日に開催することを正式に決…

20206/1

壱岐ウルトラマラソン。開催中止が決定。

壱岐ウルトラマラソン実行委員会は25日に会議を開き、10月17日に開催を予定していた第5回壱岐ウルトラマラソンの中止(来年への延期)を決定し…

20206/1

イルカ2頭が仲間入り。市民から名前を募集。

市が購入したハンドウイルカ2頭が19日、壱岐イルカパーク&リゾートに搬入された。現在は環境のなじませる段階で、プログラムにはまだ参加していな…

20205/25

プレミアムチケット完売。6月1日から第2回発売。

壱岐市の緊急経済対策第1、2弾が着々と進行している。 5千円で8千円分の飲食に利用できるプレミアム商品券第1回は、7日から5千セット(総額…

ページ上部へ戻る