© 【公式】壱岐新聞社 All rights reserved.

20189/14

被災者の言葉に感動。

6日早朝に北海道を襲った最大震度7の大地震は、道内に大きな被害をもたらした。地震そのものによる被害も40人以上の死者が出るなど大きなものとなったが、531万人の道民が最も影響を受けたのは北海道全世帯停電という想定外の出来事だった。

いまの時代、電気が使えないことは本当に辛い。これが冬場の出来事だったら、室内での凍死者が数千人規模で発生した可能性もある。北海道では主流の大型灯油ストーブは、電気がないと着火・ファンの運転が行えず燃焼しなかったり、外部タンクから灯油が循環しないタイプが大半。新しい家には多いエアコンはもちろん電気がないと動かない。それだけに9月の発生で最悪の事態にはならなかったが、それでも電気が使えないとテレビは見られず、スマホの充電もできず、情報を入手しにくい。被災者にとって情報のないことが何よりも不安を募らせるものだ。

停電は8日にはほぼ解消してきたが、復旧が遅かった地域の人が不満を感じるのは当たり前の感情だ。インターネットの書き込みにも国や電力会社の不備を厳しく批判する意見も見受けられたが、一方で北海道人らしい大らかさ、日本人らしい我慢強さのある書き込みもあって和ませてもらった。「周辺の停電でこんなに星のきれいな夜を久し振りに体験できた」。「うちはまだ復旧していないが、電力会社の職員が懸命に作業をされているのは知っています。ご苦労様」。「この経験から言います。防災には携帯の予備電源、カセットコンロ、水の備蓄が大切ですよ」。「停電中でもコンビニが営業していました。店員さんも被災者なのに、感謝します」。

大きな困難に直面した時でも1日1日を大切にする心、他人を思いやり感謝する心のある人は本当に美しく感じる。いまの世の中、何でも誹謗中傷する風潮に嫌気がさしていたが、困難に直面した被災者の温かい言葉に、日本もまだまだ捨てたものではない、と感じさせてもらった。




  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

20189/21

島内で28年ぶりの日本酒造り。重家酒造「横山蔵」が稼働。

重家酒造(横山雄三社長)が有人国境離島法の雇用機会拡充事業を活用して石田町池田西触に建設した日本酒蔵「横山蔵」で14日、今年度の日本酒仕込み…

20189/21

どうなる壱岐空港滑走路。

壱岐市にとって近未来的な最大の問題は空路存続だ。ORCの後継機Q400型を支障なく運用するためには1500㍍滑走路が必要で、国、県に滑走路延…

20189/21

郷ノ浦図書館移転を協議。交通ビルを含めた再開発計画も。市議会一般質問

市議会定例会9月会議の一般質問が12、13日の2日間行われ、8議員が登壇した。鵜瀬和博議員は「図書館機能の充実について」のテーマで質問。老朽…

20189/14

「ようこそ、壱岐市へ」いきっこ留学生入市式

市教育委員会が本年度から始めた小中学生向け離島留学制度「いきっこ留学生」を利用し、市内の小中学校に2学期から留学した児童・生徒5人の入市式が…

20189/14

男児救出の2人と1団体表彰。1トンの石板をジャッキアップ。壱岐市消防本部

市消防本部(下條優治消防長)は7日、救急医療週間(9~16日)に合わせ、5月10日に勝本町布気触の市湯本支所敷地内で小学2年生の男児(7)が…

ページ上部へ戻る