© 【公式】壱岐新聞社 All rights reserved.

20184/13

アマミサソリモドキの研究。壱岐高科学部が成果発表。

壱岐高校科学部(野田龍生、岩永凌征、松嶋真次)は、このほど発刊された「島の科学」平成30年3月号(壱岐「島の科学」研究会発行)に論文「壱岐島のサソリモドキについて~27年の時を経て、再び~」を発表した。

クモ網に属する節足動物アマミサソリモドキは、奄美大島を中心とする島々に分布。生息北限は熊本県天草市とされていた。だが1989年に同校生物部が郷ノ浦町渡良浦で発見し、当時の「島の科学」に発表した。その後、研究は途絶えていたが、野田さんらが2016年9月から研究を再開。壱岐島での分布密度の調査、飼育による観察・調査などを行った。

聞き込みなどによる分布域の調査では、渡良浦地区と神田地区の一部だけで生息していることが判明。7個体の飼育観察では、同校理科準備室での飼育で12~34℃の気温でも生育し続けた。特徴的な行動としては、共食いをすること、日光や電球照明から逃げるようにすばやく動くこと、昼間は砂を掘って頭部を突っ込んでじっとしていることなどが観察された。また鳥取大学に依頼した遺伝子解析では、壱岐の個体は奄美大島、天草市牛深で採集された標本と同じグループに属していることが判った。

野田さんは「住民の証言で40~50年前にはもう見かけていたとのことだった。渡良浦の港には、以前、甑島と物資の交易をしていた会社があったとのことで、その商船にくっついて流入したのではないかなどの仮説を立て、今後は交易資料など文献調査や、結婚ダンスと呼ばれる生殖活動も把握したい。今後、学生科学賞への出展も検討している」と話した。




  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

20198/9

スポーツの猛暑対策を。

全国的に猛烈な暑さに襲われている。7月31日は全国2百地点以上で35℃以上の猛暑日となった。本市の最高気温は石田測候所33・0度、芦辺測候所…

20198/9

LED3千個で白沙八幡神社をライトアップ。大大神楽とのジョイントイベント「かみあかりの夜」。

市は3日、石田・筒城浜ふれあい広場野外ステージで開かれた第23回壱岐大大神楽公演に合わせて、隣接する白沙八幡神社でライトアップイベント「神々…

20198/2

山本二三さんがアニメーション制作実演。一支国博物館特別講座

一支国博物館で開催中の「山本二三展」に合わせて、7月21日に特別講座「アニメーション美術監督・山本二三による制作実演」が同館で開かれ、約30…

20198/2

大型店、続々出店のリスク。

経済産業省はこのほど、今年5月に申請された大規模小売店舗立地法に伴う新設届け出を発表し、本市では郷ノ浦町柳田触に建設中の「ドラッグコスモス壱…

20198/2

冨永愛斗が個人総合優勝。初山小は団体戦4位。交通安全子供自転車県大会

第44回交通安全子供自転車長崎県大会が7月23日、長崎市の県立総合体育館で開かれ、壱岐地区代表として38年連続出場した初山小学校が、団体戦出…

ページ上部へ戻る