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201711/17

元女子マラソン日本代表、加納由理さんが長距離指導。

県オリンピック・パラリンピック教育充実・啓発事業の一環でこのほど、元女子マラソン日本代表の加納由理さん(39)が壱岐高校で長距離走の指導と講演を行った。加納さんはフルマラソン初出場の2007年大阪国際女子マラソンで3位、同年北海道マラソン優勝、08年東京国際女子マラソンを自己ベストの2時間24分27秒で2位になるなど活躍し、09年ベルリン世界陸上女子マラソンに日本代表で出場して7位になった。14年5月に現役引退後は市民ランナーとして各大会に出場し、今年のサロマ湖100㌔ウルトラマラソンは7時間37分21秒で優勝。マラソン関係のイベント、講演出演、ライター活動などを行っている。

2年生の体育授業では、高く跳んだり足をひざ裏につけるスキップなどの動的ストレッチを指導、百㍍×10本の変化走を声を掛けながら見守るなど、長距離走のための準備や走ることの魅力を生徒たちに伝えた。加納さんは「この年代は、部活は一生懸命でも、このような授業ではどうしてもふざけてしまいがちだが、壱岐高の生徒は本当に真面目に取り組んでくれたことに感激した。走るのが遅くても、一生懸命にきちんと走っていた。走ることはすべての基本。人としての体力の基本になるので、きっちりと成果が出るはずだ」と生徒たちの真しな態度に、指導に一層の熱を入れた。

今年初挑戦したウルトラマラソンについては「フルマラソンの距離を走り終えても、まだもう1度フル以上が残っているのだから、めちゃくちゃきつかった。今朝も壱岐でジョギングをしたが、坂が多くて壱岐ウルトラマラソンは大変なコースなのが想像できた。来年の大会に挑戦します、とは簡単には言えない」と苦笑いを見せた。

講演は1、2年生331人と、3年生の一部、保護者など400人近くが聴講。加納さんは「夢の見つけ方・叶え方」の演題で、高校時代は目立った選手ではなく、インターハイに出場できたのも3年になってからという長距離ランナーとして遅咲きだった自身の生い立ちを振り返り、「高校時代にはっきりとした夢がなくても、夢は無限大だから叶えられる可能性は必ずある。私は速くなりたいという思いだけは強かった。好きなことにワクワクする気持ちが大切」と話した。また夢の実現のための5つのイメージトレーニングとして「目標を書き出す」「夢が叶ったイメージをする」「練習日誌など毎日を振り返る」「成功している人と行動を一緒にする」「周囲に感謝する」を挙げた。

質疑応答では陸上部員から「大学でも競技を続けたいが、注意点は」と聞かれると「大学に入ると自由な時間が多く、誘惑も多い。友人を選ぶことが大事だし、芯をしっかりと持っておく必要がある」。「試合前のモチベーションを高めるには」との質問には「私は試合後のご褒美を用意しておく。おいしいものを食べるとか温泉に行くなど考えると、つらい練習も頑張れる」と回答した。




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