© 【公式】壱岐新聞社 All rights reserved.

20177/14

社説・防災無線のシステム構築を

6~7日の九州北部豪雨は、九州各地に大きな被害をもたらした。被災された方々にお見舞い申し上げます。
本市も1週間のうちに豪雨、台風、豪雨。「50年に1度の大雨」に立て続けに襲われたことで、多くの被害が出ているが、人的被害がなかったことは不幸中の幸いだった。
島全体が平坦に近いという地理的な特徴もあるが、これまで何度か洪水の被害を受けてきたことで、徐々に防災対策が進んできていることも確かだろう。数年前までは大雨のたびに道路冠水していた危険箇所が、今回はほぼ被害を受けていないという事例も見られた。改良工事が奏功したと言える。
6月29~30日の豪雨の際は、市ホームページでの情報発信がほとんど行われておらず、SNSをやっていない市民は道路通行止めなど被害状況を知ることが難しく、不満の声があった。だが今月5~6日は市ホームページのトップページが緊急災害情報用に設定され、情報が迅速に掲載されるように改善された。
道路通行止め箇所が地図で掲載されたのは判り易かったし、被害状況や避難所の利用者数などがリアルタイムに掲載されたことは、被害の程度を実感し、自らの避難行動などにも役立つ情報だった。
もちろん最初から市民の望む形で提供されることがベストなのだが、いわゆる「お役所仕事」ではなく、すぐに改善されたという点は評価すべきことだった。
だがまだ改善点はある。パソコンやスマホを使っていない市民にとっては、防災無線が唯一の情報源となるわけだが、そこで伝えられた情報は「大雨洪水警報」「記録的短時間大雨情報」「避難準備情報」「避難勧告」など専門用語ばかりで、市民がその言葉の意味を正しく理解できたとは思えなかった。
「避難勧告」が出されても、視界の悪い夜中で、強い雨が降っている時の避難はかえって危険な場合がある。できるだけ判りやすい言葉で、避難や被害についての放送を行う体制づくりが急務だ。




  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

20189/21

島内で28年ぶりの日本酒造り。重家酒造「横山蔵」が稼働。

重家酒造(横山雄三社長)が有人国境離島法の雇用機会拡充事業を活用して石田町池田西触に建設した日本酒蔵「横山蔵」で14日、今年度の日本酒仕込み…

20189/21

どうなる壱岐空港滑走路。

壱岐市にとって近未来的な最大の問題は空路存続だ。ORCの後継機Q400型を支障なく運用するためには1500㍍滑走路が必要で、国、県に滑走路延…

20189/21

郷ノ浦図書館移転を協議。交通ビルを含めた再開発計画も。市議会一般質問

市議会定例会9月会議の一般質問が12、13日の2日間行われ、8議員が登壇した。鵜瀬和博議員は「図書館機能の充実について」のテーマで質問。老朽…

20189/14

「ようこそ、壱岐市へ」いきっこ留学生入市式

市教育委員会が本年度から始めた小中学生向け離島留学制度「いきっこ留学生」を利用し、市内の小中学校に2学期から留学した児童・生徒5人の入市式が…

20189/14

被災者の言葉に感動。

6日早朝に北海道を襲った最大震度7の大地震は、道内に大きな被害をもたらした。地震そのものによる被害も40人以上の死者が出るなど大きなものとな…

ページ上部へ戻る