© 【公式】壱岐新聞社 All rights reserved.

201511/2

社説・九電に対してもっと要求を

10月22日に玄海原発3・4号機再稼働に伴う安全対策などについて意見交換を行う県原子力安全連絡会が壱岐市で行われた。
九州電力からは同機の安全性向上などについて説明があり、委員からは1号機廃炉に伴う放射性廃棄物の処理問題や、事故発生時の避難道路や港湾整備についての要望などの意見が出たが、市民にとってもっと関心が高いはずの「再稼動に関しての地元同意」と「電気料金」については触れられなかった。
玄海原発再稼働については、壱岐市民の間でも賛否が分かれる問題だろうが、本市の一部が30㌔圏に入ることと、離島であるため迅速な避難が困難であることから、再稼働に関して「同意」を必要とする原子力安全協定の締結を求める動きがあっても然るべきだ。
実際に、同じ30㌔圏内に入る佐賀県伊万里市は、立地自治体である玄海町と同等の協定締結を求め続けている。離島である本市が「同意」を求める理由は、伊万里市以上にあるはずだ。
再稼働を認めるとすれば、それに伴う「代償」がなければ、市民も納得しずらい。事故発生時の極めて大きなリスクを抱え、それに備えての準備を整えているのだから、見返りを要求することは決して卑しいことではない。もっとも判りやすい代償は「電気料金値下げ」だろう。
九電は、原発停止に伴う経営圧迫により、平成25年4月に値上げを行った。今年8月に川内原発1号機が再稼働した際には「引き続き経営状況は厳しい」として値下げの考えがないことを示した。だが今月には川内2号機も再稼動し、さらに玄海3・4号機も稼動すれば、経営状況も好転する。九州全域での値下げが難しいとしても、30㌔圏内自治体に限定した値下げなら可能なはずだ。
九電は「再生可能エネルギーの活用に今後さらに取り組んでいく」としながら、壱岐市では太陽光エネルギーの新規受け入れを実質的には拒否している。負担・我慢ばかりを求められることに、壱岐市は沈黙するべきではない。

 




  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

201811/16

女子郷ノ浦7位、男子勝本10位。県中学総体駅伝競走大会

県中学総体の第60回男子駅伝競走大会(6区間20㌔=1・6区4㌔、2~5区3㌔)と第35回女子同大会(5区間12㌔=1・5区3㌔、2~4区2…

201811/16

交通マナーの徹底を。

先日、交通安全協会の優良運転者表彰を取材した際、2人の受賞者が口を揃えて指摘していたことが「壱岐のドライバーはマナーが悪い」というものだった…

201811/16

白川市長と中村知事、滑走路延長で論戦。壱岐市から県知事要望。

壱岐市から県に対しての要望活動が12日、県庁特別応接室で行われ、市側からは白川博一市長、小金丸益明市議会議長、山本啓介県議らが、県からは中村…

201811/9

満席の会場は爆笑の渦。三遊亭歌之介独演会

一支国博物館の特別企画展「しまごと芸術祭2018」の一環で1日、落語公演「三遊亭歌之介独演会」が3階多目的ホールで開かれ、180席が満席とな…

201811/9

障害者週間を前に考えること。

12月3~9日までの1週間は「障害者週間」に指定されている。国民の間に広く障害者の福祉についての関心と理解を深めるとともに、障害者が社会、経…

ページ上部へ戻る