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市議と市民が直接対話 壱岐の明るい未来のために 郷ノ浦・勝本 市議会報告会

議会報告会(勝本での議会報告会)

市議会は6、7日の両日、市民を対象にした議会報告会を郷ノ浦(文化ホール)、勝本(市役所勝本庁舎)の2会場で実施。議員16人全員が出席し、議会報告と市民(郷ノ浦会場54人、勝本会場24人)との質疑応答を行った。市民からは国体へ向けての取り組み、原島架橋・レインボー号復活の要望、中学校跡地の管理、旧交通ビルの状況、燃油価格高騰への対策、情報発信のあり方、ゴルフ場用地の有効活用、人口減少対策など幅広い分野で質問があり、議会運営委員会・小金丸益明委員長は、課題を議会で検討すること、要望を市に伝えることなどを約束した。5月には芦辺、石田で実施される。
燃油価格高騰は、漁業者にとっては死活問題であり、漁業者以外にとっても航路運賃やガソリン代の値上げが続いており、その対策は大きな関心事となっている。参加者からは「県や国に対策を陳情しているというが、その反応はどうなのか。1次産業がダメになったら、壱岐の全てがダメになる」と対策を急ぐ声が上った。
産業建設常任委員会の深見義輝委員長は「昨年7月から市独自で1㍑当たり10円の補てん策を行って9千万円を予算化し、1月までに4450万円の利用があった。いままで活用しにくかった国のセーフティネットについては国、県に見直しを要望しており、平成26年度からは新たなメニューになると聞いている」と説明した。
町田正一議長は「確かに離島にとって一番の問題だ。市の補てん策はいつまでも続けられるものではない。島民の足であるジェットフェイルは4月から(燃油サーチャージが)1000円上がる。九州郵船は年間9億円の赤字で、いつ潰れるが判らない。責任を負わせるわけにはいかない。ジェットフォイルがJR運賃並みの2000円なら島は活性化するし、観光客も来る。抜本的な解決をしなければならず、国、国会議員への働きかけを全力でやっていく」と約束した。
若い参加者からは市の情報発信の取り組みについて「一般質問で市長が“市のフェイスブックページを作成するつもりはない”と答えたのを聞いてがく然とした。無料で大きな効果があるのだから、必要性を市長に説明して欲しい」との指摘があった。
この問題で一般質問を行った赤木貴尚議員は「まずは市議会の中で勉強会を行って、議員自ら行動していくようにしたい。市長には引き続き訴えていく」と答えた。
町田議長は「私も3か月前からインターネットを始めた。フェイスブックの利用で、長野の山奥の旅館に台湾人観光客が押し寄せた例などを聞いている。民間の人でもっと壱岐を盛り上げてもらいたい。ただネットを使わないお年寄りなど情報難民が増えないか心配している」と話したが、この参加者は「民間がこれだけやっているのだから、最後に信頼性の高い市のフェイスブックページを作って欲しい」と要求した。
4月からの消費増税については「公共料金や病院の診察料など、いったい何がどれだけ上るのか、よく理解できていない。一覧表を作成して、全戸に配って欲しい」と要望が出された。小金丸委員長は「12、1月の議会で可決されたので、間もなく周知されると思う。配布を市に申し入れる」と話した。
人口減少に関しては「陸上自衛隊の駐屯地を誘致すれば有事、災害の際に大きな助けとなるばかりか、スポーツ振興、そして人口問題にも大いに役立つ」「壱岐市の人口は2040年には1万8千人台になるというが、それでも市議会議員は16人で続けていくのか」「観光客はなかなかリピートしてくれない。企業誘致も輸送経費などを考えると難しい。若い人が都会へ出て行くのは止められない。それなら空家の多さ、賃貸料の安さを生かして、高齢者を呼び込む策はどうか」などの意見が出された。
議員側は「陸上自衛隊についてはいまのところ配備の予定がなく難しいかもしれないが、要望はしていく」「議員定数は、最低でもこの16人がいないと委員会の維持が難しい。現時点ではさらに削減することは考えていない」「高齢者の転入は、貴重な意見だと考えている」などとそれぞれについて答えた。
市議会については「一般質問で違う議員が同じテーマで質問するのは時間の無駄だ」「聞いていて誰もが判りやすい言葉、標準語で話して欲しい」などと要望が出され、議員側は「質問は通告制を取り入れていて議員間で調整を行っているが、同じテーマであっても切り口が違う時には、それぞれが質問している。言葉遣いは注意したい」と説明した。また議会報告会が3月定例会後2か月以内に開催する規定だったものが今回は遅れたことに関して「昨年は市議会議員選挙があり、その直前に報告会を行うこと不適当ではないかと考えた。遅れたことを陳謝したい」と町田議員が謝罪した。
郷ノ浦会場では高校生2人が参加した。中尾雅美さん(壱岐高1年)は「将来は大学の経済学部進学を希望しているので、勉強のために参加しました。難しい話もありましたが、市民が市政のついてどのような疑問、不安などを持っているのかがよく判りました」と話した。

 




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