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三島小学校は3校統合へ 他校は統廃合見送る方向 小学校統廃合検討委員会

小学校統廃合(検討委員会の報告について説明する市教委)

市教育委員会は2月25日、「壱岐市小学校統廃合に関する検討委員会報告書」の概要を発表した。同検討委員会(長岡信一会長、川井智睦副会長)は2回の全体会と、4地区で計12回の小委員会を実施して、三島小学校の統合、その他の小学校は現段階では統廃合する必要がない、などの協議結果をまとめた報告書を、同13日に市教委へ提出した。市教委は報告書を尊重しながら慎重に審議し、早急に統廃合について今後の方向性を決定することを明らかにした。
検討委員会は次の協議結果を報告した。
①次年度、複式学級を有しない学校は、統廃合する必要がない。
②三島小学校を除く、複式学級を有する学校についても、現段階では、統廃合をする必要はない。
③三島小学校については、早い統合を視野に入れた話し合いを次年度から進めていく。
④将来的には、統合の必要性を感じる学校から、統廃合に向けての話を進めていく。
⑤芦辺小学校については、単独での校舎の建設に向けて、今後、関係者で協議を進めていく。
また、4地区の検討小委員会で出された要望事項は次の4点。
①複式学級を有する学校については、複式学級を支援するための人的支援を要望する。
②三島小学校については、次年度の早い時期から、市教委を交えて、統合に向けた協議会の設置を要望する。
③入学時に学校を選択できる盈科小校区と柳田小校区については、通学距離等を考慮した校区の見直しの検討を要望する。
④統廃合については、市教委の全面的な支援を要望する。
会見した久保田良和教育長は「各校の校長、PTA代表者、地区代表者により真剣に討議していただいた結果は、重く受け止めている。報告書を基に、5人の教育委員で会議を行い、方向性をできるだけ早く決めたい」と大筋で報告書の内容通りに決定する方針を明らかにした。
三島小学校について久保田教育長は「児童から、月に何日か実施している3校の集合学習の方が勉強になる、という声を聞いている。通学に関してはフェリーみしまを活用することができ、今後は地域の人たちの気持ちの問題をクリアして、平成26年度中に判断したい」とした。統合場所は大島本校になるのか、渡良小など本土になるのか、今後協議していくことになる。
人口減に伴い、小学校児童数も現在の1619人から平成31年度には1466人に減少する予測がされている。また複式学級へ対しての保護者の不安の声も出ているが、委員会の報告は「現段階では統廃合をする必要はない」というものだった。
久保田教育長は「統合については賛成でも、自分の住む地域に小学校がなくなることには抵抗がある住民が多い。25年度の県学力調査では複式学級児童の成績が素晴らしく、その面では支障は出ていない。県に複式学級編制基準引き下げ、同支援非常勤講師配置の拡充などを求めるとともに、3月議会に市単独での補助教員配置の予算措置を上程する予定だ」と報告書に理解を示した。
耐震強度不足で建て替えが適当との判断が出されている芦辺小は、近くの田河、八幡小との統合や、同様な判断でふれあい広場駐車場に新築が要望されている芦辺中学校との併設ではなく、現在の場所での建て替えという報告が出された。「芦辺中と一緒に、という報告は委員から出ていない。PTA総会でも現在の場所での建設を要望する総意が出されている。別の組織を立ち上げて、建設に向けて協議することになる」と報告書を重視する考えを示した。
将来的に、どの時点で方向性の見直しを行うかは明記されておらず、今後は校長、地区代表者、市教委らが児童数などの推移を見守りながら、改めて統廃合について協議を再開することになる。

 




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