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史上初のW女子横綱誕生 一支國幼児相撲大会

幼児相撲(石田パワーズの5戦士) 第17回一支國幼児相撲大会(同実行委員会主催)が6日、壱岐島開発総合センター全天候型多目的施設で開催され、市内の7保育園・9幼稚園と、福岡市・めぐみ保育園から幼児273人(延べ345人)が出場し、熱戦が繰り広げられた。
個人戦4歳児の部には30人が出場。松尾里桜(りお)さん(郷ノ浦幼稚園)が決勝で平田淳樹(あつき)さん(石田幼稚園)と対戦。スピード感あふれる激しい展開となったが、最後は松尾さんが押し潰すような力強い上手投げで平田さんを破った。女子の4歳横綱は昨年の貞方七香さん(郷ノ浦幼稚園)に続いて2年連続3人目。
土俵上では男子勝りの力強さだった松尾さんは「勝ててうれしかった。(自信は)あった」とインタビューでは恥ずかしそうにしていたが、代わりに姉の真桜さん(6)が「去年、私が出て1回勝ったのだけど、それから里桜も相撲が好きになったみたい。たまに2人でお相撲してます。最初は緊張してたみたいだけど、最後は男の子みたいだった」と代弁した。里桜さんは3姉妹で、来年は里桜さんが5歳の部で連続横綱を、妹の貴桜さん(3)が4歳横綱を、姉妹で狙う。幼児相撲(父親と表彰を受けて笑顔の松尾さん)
個人戦5歳時の部は48人が出場。決勝は、準決勝を切り返しで勝った岡本拓海さん(芦辺保育所)と、寄り倒しで勝った堤日茉莉(ひまり)さん(筒城保育所)の対戦。2人は予選A土俵の決勝でも対戦しており、その時は岡本さんが勝ったが、決勝トーナメントでは一転、堤さんが浴びせ倒しで雪辱した。こちらも女子の横綱誕生で、平成23年の有田志桜里さん(霞翠幼稚園)以来3年ぶり2人目。4、5歳とも女子横綱となったのは史上初だった。
幼児相撲(兄と喜び合った堤さん) 堤さんは「うれしい。いっぱい練習したのが良かった」と笑顔。母・円さん(35)は「お兄ちゃん(凛太郎さん=8=)が一昨年にベスト8だったので、日茉莉も興味を持ったようです。私が練習相手をしましたが、立ち合いの当たりが強いのに驚きました」と娘を称えた。優勝が決まると凛太郎さんが真っ先に飛び出してきて、妹を祝福していた。
団体戦は49チームの参加。この4年間で3回優勝している郷ノ浦幼稚園チームが決勝トーナメントに1チームも残らない波乱。逆に福岡・めぐみ幼稚園が3チームすべて進出する快挙となったが、決勝は予選から圧倒的な強さを見せてきた石田パワーズ(石田幼稚園)とグリーンモンスターやはた(八幡保育所)の対決となった。
幼児相撲(寄り切りで団体優勝を決めた石田パワーズ・辻田さん)石田は先鋒の永石光(こう)さんが終始低い姿勢からの寄り切りで勢いに乗ると、次鋒・中村匠(しょう)さんが上手出し投げ、中堅・辻田万翔(たかと)さんが寄り切りで3連勝。一気に優勝を決めた。
八幡も副将・佐藤美七海さんが寄り倒し、大将・山本翔斗星(しとせ)さんが上手投げで2勝を返したが、惜しくも一歩及ばなかった。石田幼稚園の優勝は18年以来8年ぶり4度目。
石田パワーズ・中村勝監督(40)は「ひょうきんでムードメーカーの永石を先鋒で起用して勝ってくれたのが勝因。あの1勝でチームに勢いがつきました。練習は7月から週2~3回のペース。立ち合いの強い当たりを重点的に練習しました。保護者の皆さんが協力してくださったおかげです」と優勝を喜んだ。
大会会長の柳澤護市商工会長は「少子高齢化、将来の消滅市町村などと危惧されているが、この大会を見ていると壱岐市はまだまだ捨てたものではない、と元気をもらえた。子どもたちがこんなに集まって、元気でたくましい笑顔を見せてくれている。全市の幼児が参加する大会は全国でもほとんどないのではないか。運営が厳しくても、この大会は絶対に続けなくてはいけないと、改めて強く感じた」と大会を振り返った。
幼児相撲(上手出し投げで勝った石田パワーズ・中村さん)▽4歳児の部 ①松尾里桜(郷ノ浦幼稚園)②平田淳樹(石田幼稚園)③濵崎大地(勝本幼稚園)④上嶋悠希(芦辺保育所)
▽5歳児の部 ①堤日茉莉(筒城保育所)②岡本拓海(芦辺保育所)③井本康太(芦辺保育所)④加勢田莉空(武生水保育所)
▽団体戦 ①石田パワーズ(石田幼稚園=大桑啓矢、永石光、辻田万翔、山口桜加、中村匠)②グリーンモンスターやはた(八幡保育所=真竹春燈、佐藤美七海、後藤奏、山本翔斗星、重井俐恩、山口紗季)③那賀ぶしにゃん(那賀幼稚園=小澤和馬、山口創士、米倉清正、富山楓牙、瀬川涼成)、④めぐみA(めぐみ保育園=城戸陸、有松秀馬、増山葵久、山野唯織、野嵜大翔)

幼児相撲(決勝で浴びせ倒しを決めた堤さん)




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